トヨタ RAV4 新型車徹底解説(4/6)
- 筆者:
ユニバーサルデザインを採り入れ誰もが使いやすいクルマに
ボディサイズのアップに伴い室内寸法も広げられた。側面衝突性能をアップするためにボディ寸法がアップしても、室内幅が広がらないことが多いが、今回の新型RAV4では外寸で80mmもの拡大があったため、室内幅も30mmほど拡大している。
ゆったりとした室内が与えられたRAV4は、シートサイズをアップすることでさらにゆったりとした乗り味を確保している。シートサイズを先代モデルと比べてみると、フロントシートは座面幅で20mm、座面長で15mm、シートバック高さではじつに50mmもの拡大を実現。リヤシートもシート全体の幅を50mmワイド化、クッション長はサイド部分で15mm、シートバック高さもサイド部分で20mmの延長を行っている。
トヨタはあらゆる車種でユニバーサルデザインを取り込んで、誰もが使いやすいクルマ造りを目指しているが、このRAV4にもその思想が生かされている。シート座面高は前席、後席ともに乗降しやすい高さに設定。運転席ではシートスライド量やリクライニング量を増やすとともにステアリングにチルト&テレスコピック機構を装着。前後シート間隔も広く設定し、多くの人が満足いくクルマ造りをしている。
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