トヨタ プリウスプロトタイプ 試乗レポート/岡本幸一郎編(1/2)

トヨタ プリウスプロトタイプ 試乗レポート/岡本幸一郎編
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3代目プリウスの特徴とは?

まもなくモデルチェンジを迎えるプリウス。まずは、従来からの大きな変更点をお伝えしよう。

ハイブリッドシステム「THSⅡ」は、システム全体の90%以上が新開発となる。エンジンは、従来の1.5Lの1NZ型から、新世代の1.8Lの2ZR型となる。電動ウォーターポンプやクールEGR、ローラーロッカーアームなどを採用し、さらなる低燃費を図るという。

電気モーター出力は50kWから60kWに上がり、逆にトルクの数値が下がるのだが、これはトルクを増幅するリダクションギアを新たに採用するためだ。システム電圧は、従来は最大500Vに昇圧されていたところが、650Vとなる。これらにより、システム最高出力は、従来の82kW(113ps)から100kW(136ps)に向上する。また、EVドライブモードでは、55km/h以下の速度で、最大2kmの距離を走行することができる。

プラットフォームについて、従来はカローラ系をベースとする独自のものを用いていたが、新型ではオーリス系となり、ボディサイズの数値は微増となる。

内外装はご覧のとおり。とくにインテリアが大きく変わる。いささか斬新すぎたインパネは乗用車的な落ち着いたデザインとなり、センターコンソールがオーリス/ブレイドのような形状となる点も目を引く。エネルギーモニターがセンターメーター内に表示されるので、ナビゲーション画面と同時に見ることができるようになった。また、後席居住性を中心に各所のクリアランスが増している。

その他、LEDヘッドライトやソーラーベンチレーションシステムなど、新しい機構の数々も導入されるので、注目して欲しい。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

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