燃費はなんと「61.0km/L」!トヨタ プリウス PHV(プラグインハイブリッド) 新型車解説(2/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社
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プリウスPHVの燃費は他車を圧倒する「61.0km/L」!
プリウスPHVのハイブリッドシステムは、プリウスと同じ「THS-Ⅱ」を採用している。
電池がリチウムイオン電池に変わるが、1.8リッターのガソリンエンジンに電気モーターを加えることなどは変わらない。
ただ、電池を使ってEV走行できる距離が長いので、燃費が格段に良いのがプリウスPHVの最大の特徴だ。
プリウスPHVは、国土交通省が定めたPHV車用の複合モード燃費(プラグインハイブリッド燃費)で「61.0km/L」(グレードや重量によって57.2km/L)という驚異的な燃費を達成している。これはもちろん、ガソリン車でもハイブリッドカーでも考えられないような燃費だ。
プラグインハイブリッド燃費:
※()内はHDDナビゲーションを装着した場合の数値
Gグレード/61.0km/L(57.2km/L)
Gグレード レザーパッケージ/57.2km/L
Sグレード/61.0km/L
ハイブリッド燃費(JC08モード):
Gグレード/31.6km/L(30.8km/L)
Gグレード レザーパッケージ/30.8km/L
Sグレード/31.6km/L
プリウスPHVは、発進時はプリウスと同様にシステムを起動してもエンジンはかからない。アクセルを踏み込んでもエンジンはかからず、EVモードで静かに走り出す。
そのまま走っていけば、走行距離「26.4km」までは電池だけで走れるのだ。
プリウスPHVのEVモードによる最高速は「100km/h」。60km/h手前でエンジンがかかってしまうプリウスとの違いは大きい。
そして、電池を全て使い切った後はエンジンがかかり、ハイブリッドカーとして走らせることができる。
状況に応じて最も効率の良い走りが選択されるのはプリウスと同じで、低速時にはEVモードで走らせることも可能だし、加速時にはエンジンとモーターを合わせ、パワフルな走りが可能だ。
プリウスPHVの走行モードも、パワーモードとECOモードの2つの設定がある。さらにEVとHVのモード切り換えも可能で、先にハイブリッドモードで走り、後で電池を使ったEVモードにすることもできる。
減速時にはエネルギーを回収してバッテリーに充電する。リチウムイオン電池なので、回生の効きの良さもポイントの一つだろう。
プリウスPHVの充電についてはやや手間ではあるが、EVのように長時間の充電は必要としない。
200V電源ならば90分、100V電源でも180分で充電することが出来るから、充電時間はEVほどには気にならないだろう。これは、電力だけで走行する距離が短いので、バッテリーの容量も小さくなっているからだ。
充電に関しては、電気料金の安い深夜電力を使うための「タイマー充電」や、「スマートフォンによる充電コントロール」なども可能。充電中にも室内でエアコンやオーディオが使えるので、退屈せずに待つこともできる。
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