次期マークXはFFになる!? ならばあえて今、希少なFRの新型マークXを狙うのは大いに”アリ”

次期マークXはFFになる!? ならばあえて今、希少なFRの新型マークXを狙うのは大いに”アリ”
トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏 画像ギャラリーはこちら
トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

2016年11月、トヨタの高級セダン「マークX」がマイナーチェンジを実施した。今や希少なFRセダンのマークXだが、新たに安全装備の衝突回避支援パッケージ”Toyota Safety Sense P”を全車に標準装備化したほか、スポーティグレード「RDS」を追加するなど、現行型デビューから8年を過ぎ、次期モデルの噂すら聞こえる中でも、進化の手はまだまだ止まらない。そんな新型マークXの実力について、人気自動車評論家の国沢光宏氏が改めて出した答えとは。

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手頃なFRスポーツセダンはマークXが最後の砦!?

トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

オートックワン編集部から「先日マイナーチェンジした現行マークXの試乗レポートをしていなかったのでお願いします」。

あまり話題にならないマイナーチェンジの試乗レポート、確かに漏れがち。ということで改めてハンドル握ってみました。

結論から書くと「手頃な価格で後輪駆動セダンが買える最後のチャンスかもしれません」。

マイチェンで新型マークXにも自動ブレーキ”セーフティセンス P”標準装備化

トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

どういうことか。そもそもアッパーミドルクラスの後輪駆動セダンは絶滅危惧種になってしまっており、世界中を見まわしてもBMWとメルセデス・ベンツ Cクラス、キャデラック ATSとジャガー XE、日産のスカイライン、そしてトヨタ(とレクサス IS)だけ。中でも300万円を切るモデルは、世界的にマークXだけになってしまった。

ちなみにマークXのスターティングプライスはフル装備で265万6800円とリーズナブル。しかもベースグレードだって自動ブレーキ(レーダー+単眼カメラを使う”Toyota Safety Sense P”)や、サイド&カーテンエアバッグ、HIDヘッドライトなど標準で付く。何ら不満無し。

その上のグレードを選ぶかどうかについちゃ「お好みで」と書いておく。繰り返すけれど、ベースグレードで必要な装備は全て付いていると思う。

外装はややトラッドだが存在感ある雰囲気

トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

ということで新型マークXの試乗といこう。試乗車は今回のマイナーチェンジで追加されたスポーティグレード、2.5リッター「250RDS」だ。

まず全体の雰囲気だけれど「いいね!」。

このサイズの4ドアセダンからして存在感あってトラッド。今やオシャレな雰囲気まで漂う。あとは少し足元にオシャレしておけば(カッコ良いアルミホイールに変える、という意味)、BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスと並べたって全然負けていない。

滑らかかつ軽快な2.5リッターの走り

トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

ドライビングシートに座りエンジンを掛けると、最近珍しくなったV型6気筒 2.5リッター NAの”4GR-FSE”が滑らかに回り出す。Dレンジをセレクトして走り出すと、やはり鷹揚な感じでステキ。

それでいて1510kgという、今どきの大柄なミニバンと比べれば十分に軽いボディに203馬力のエンジンを搭載しているため、軽快に走ってくれる。日本の交通状況なら、必要にして十分以上の性能だと思う。

日本車が苦手とする乗り心地も穏やかで上質。何とか納得出来るレベルに届いている。

これで一段と滑らかに動く良質のダンパーに交換してやれば、高速域でのハンドリングを重視したBMWやメルセデス・ベンツと真正面から勝負出来る「日本車の風味」になるかもしれない。もし自分でマークXを買ったなら、徹底的に足回りを追求してみたいと思うほど。

FRらしく素直でスムーズなステアリングフィール

トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

FR(後輪駆動車)ということもあり、ステアリングフィールは素直かつスムース。

全長4770mm×全幅1795mmと決して小さいボディじゃないものの、ハンドルの切れ角が大きいため最小回転半径は5.2mと、プリウスの5.1mと大差なし。日本の道路環境でストレス無く日常的に使える上限サイズと言ってよいかもしれない。

自動ブレーキは、2016年11月のマイナーチェンジでレクサスと同じ高機能型、Toyota Safety Sense Pが付くようになった。ただ先行車追随クルーズは自動停止しないタイプ。「レクサスだって同じだから」という言い方も出来るけれど、今やプリウス級だって自動停止する。

またマークXにはアイドリングストップも付かず、この2つをマイナス点としておく。

次期マークXはFF!? あえて今のマークXを狙うのは大いに”アリ”

トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

ただ自動ブレーキとしての機能は平均点以上だし、アイドリングストップも流れの良い道ばかりで走っていれば「稼働しない」。このあたりは人によって評価が違うかもしれない。

いずれにしろ次期型はFF車になると言われている。ここで最後の後輪駆動マークXを乗っておくのも楽しいと思う。改めて試乗してみて、私も欲しくなってしまいました。

[レポート:国沢光宏/Photo:小林岳夫]

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トヨタ 新型 マークX 250RDS[FR] 主要諸元

トヨタ 新型 マークX 250RDS(2016年11月マイナーチェンジ) 試乗レポート/国沢光宏

全長x全幅x全高:4770X1795X1435mm/ホイールベース:2850mm/車両重量:1520kg/エンジン種類:V型 6気筒 「4GR-FSE」型 DOHC ガソリン直噴エンジン/総排気量:2499cc/最高出力:203ps(149kW)/6400rpm/最大トルク:24.8kg-m(243N・m)/4800rpm/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/トランスミッション:スーパーインテリジェント6速AT(6 Super ECT)/サスペンション形式:(前)ダブルウィッシュボーン式(後)マルチリンク式/タイヤサイズ:235/45R18 94W/メーカー希望小売価格:3,850,200円[消費税込み]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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