トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV)新型車速報

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トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV)新型車速報
トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV)とトヨタ自動車株式会社 代表取締役副社長 加藤光久氏 トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV) 画像ギャラリーはこちら

EVの課題を払しょくする新たなエコカー「FCV」

トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV)
トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV)トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV)

トヨタは、水素を燃料とした燃料電池自動車「FCV(Fuel Cell Vehicle)」を2014年度内に一般ユーザーへ販売開始すると発表した。価格はまだ決まっていないものの700万円程度(税抜)を想定しており、トヨタ店・トヨペット店で販売される。

FCVは「水素」と「酸素」の化学反応によって発電した電気エネルギーが動力源となっている。「水素」については水や化石資源という形で豊富に存在することから、将来的に石油などに代わる有力なエネルギーとして期待されている。

FCVの特徴の一つが、走行中にCO2やNOx(窒素酸化物)を排出しないことだ。(水素と酸素を化学反応させるため、排出されるのは「水」)

FCVと同様にCO2を排出しないクルマとしては「EV(電気自動車)」が存在するが、EVは電池容量による「航続距離の短さ」と「充電時間の長さ」という2つの問題を抱えている。

だが、トヨタのFCVでは航続距離は700km超、水素の充填時間は約3分で済むなど、EVで抱えている問題が解決されることも大きい。

トヨタでは古くからFCVの開発をスタート

トヨタ 新型燃料電池自動車(FCV)トヨタ自動車株式会社 代表取締役副社長 加藤光久氏

トヨタでは20年以上も前の1992年からFCVの開発をスタート。

1996年には大阪・御堂筋のパレードにFCVを用いたほか、2002年には世界に先駆けて日米でFCVの限定販売を開始した。

トヨタではこれまでに100台を超えるFCVの走行実績を持っており、その距離は200万キロを突破しているという。

そして今回、FCVの発売にあたっては燃料電池の出力密度を2倍以上向上させた上で小型化。

さらに高圧水素タンクの貯蔵性能も20%向上し、タンクの車両への搭載本数自体も4本から2本へと減らし低コスト化するなど様々な改善が図られている。

FCVの普及・拡大に向けて動き出す日本

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室 室長 戸邉(とべ)千広氏

同FCV発表会には、経済産業省 資源エネルギー庁の燃料電池推進室室長の戸邉氏によるプレゼンテーションも行われた。

同氏によると、燃料電池自動車の本格的な導入・普及に向け、2025年頃にはハイブリッド車と同等の価格競争力を有する車両価格を目指していくために、燃料電池や水素タンクの技術開発を促進。

また、燃料となる水素の価格についても2020年頃にハイブリッド車の燃料代と同等以下の水素価格を目指していくとしている。

さらに、普及に重要な水素ステーションについても、現時点では東京・名古屋・大阪・福岡の4大都市を中心に水素ステーションを集中的に配置させ、その設備費用の一部を補助する為に本年度(平成26年)ですでに72億円の補助金を見込んでいる。

次世代エネルギー「水素」は、実は200年以上も人類が利用している歴史があり、安全性が高いことも実証されている。究極のエコカー「FCV」を日本がリードし水素社会を実現するために、今後はよりいっそう官民連携の動きを加速していくことが期待されている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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