トヨタ 新型ランドクルーザー300に試乗 3列シートにはちゃんと座れる!? 実車で徹底リサーチ

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トヨタが14年ぶりにフルモデルチェンジさせた新型「ランドクルーザー300」の試乗がついに実現した! 世界で愛される四輪駆動車の最新モデルについて、四駆専門誌の編集長経験も持つカーライフジャーナリスト、渡辺 陽一郎氏が前後編に渡り徹底解説する。まずは内装から。3列シートそれぞれの広さなど、実車を徹底リサーチする。
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  1. トヨタ車で最も長寿なネーミング “ランドクルーザー”の最新作「ランドクルーザー300」
  2. 全長5メートル、全幅2メートルの巨漢サイズ! 運転席からの見切りは悪くないが死角も大きい
  3. 深刻なランクル盗難対策として、エンジン起動時に指紋認証システムを採用
  4. 新型ランドクルーザー300の3列シートそれぞれに座ってみた! 3列目の広さも短距離移動ならOK
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トヨタ車で最も長寿なネーミング “ランドクルーザー”の最新作「ランドクルーザー300」

最近はSUVの人気が高く、その発祥とされる車種が、トヨタ車ではランドクルーザーだ。1951年にトヨタジープの名称で発売され、「ジープ」の呼称が当時のウイリス・オーバーランド社の商標に抵触したことから、1954年に車名をランドクルーザーに改めた。トヨタクラウンの発売は1955年だから、ランドクルーザーは日本車では最長寿モデルになる。

ランドクルーザーは生粋の悪路向けSUV、本格オフロード走行に適した四輪駆動車だ。伝統的に頑丈なラダー(ハシゴ型の)フレームを備えて、そこにボディ、エンジン、4WDシステム、悪路での駆動力を高める副変速機、悪路向けにチューニングされた足まわりなどを装着している。

今はプラットフォームなどを乗用車と共通化した前輪駆動ベースのシティ派SUVが好調に売れているが、そこに見られる存在感の強い外観や大径サイズのタイヤは、ランドクルーザーのような悪路向け本格オフロード四輪駆動車特有の無骨で力強いスタイルをモチーフにしている。

このトヨタ ランドクルーザーが約14年ぶりにフルモデルチェンジし「ランドクルーザー300」に進化したので、さっそく試乗を行った。

全長5メートル、全幅2メートルの巨漢サイズ! 運転席からの見切りは悪くないが死角も大きい

トヨタ 新型ランドクルーザー300に搭載されるエンジンは、ガソリンとディーゼルの2種類だ。ガソリンはレクサスLSなどと共通のV型6気筒3.5リッターツインターボで、ディーゼルは新開発されたV型6気筒3.3リッターツインターボになる。トランスミッションは10速の有段ATで、駆動方式は4WDだ。

グレードはガソリンが5種類、ディーゼルは上級の2種類に絞られる。今回は両エンジンともに、最上級のZXに試乗した。

ZXのボディサイズは、全長:4985mm、全幅:1980mm、全高:1925mmと大きい。最小回転半径も全グレードが5.9mだから、狭い裏道や駐車場では気を使う。

悪路向けのSUVだから、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)も225mmを確保した。ラダーフレームの採用もあって床が高く、GX以外のグレードには、乗降時に足を引っ掛けるサイドステップが標準装着される。

外観が水平基調だから、運転席に座るとボディの四隅は分かりやすいが、着座位置が高いためにボディの前後や左側の死角は大きい。

その意味でボンネットの中央を掘り込んだデザインになっているのはメリットがある。ボンネットの位置は高いが、前側の状況が分かるからだ。死角を補えるパノラミックビューモニターも、全車に標準装着される。

深刻なランクル盗難対策として、エンジン起動時に指紋認証システムを採用

車両本体価格510万円から800万円(消費税込み)と高価格なモデルだけあって、内装は全体に上質だ。

エンジンのスタート/ストップボタンには、指紋認証が採用され、車両に登録された指紋情報と一致しなければエンジンが始動しない仕組みが取り入れられた。世界で需要が多く盗難被害も多い車両だけに、新たな対策がとられた。

走行モードも多彩で、舗装路向けにはドライブモードセレクトを装着した。ZXではエコ、ノーマル、スポーツS+まで、6種類の走行モードを選べる。それに合わせてエンジン特性やショックアブソーバーの減衰力が制御される。

悪路向けにはマルチテレインセレクトが備わる。サンド(砂地)、マッド(泥道)、ロック(岩場)など、悪路の状況に応じて走行モードを選択できる。

新型ランドクルーザー300の3列シートそれぞれに座ってみた! 3列目の広さも短距離移動ならOK

トヨタ 新型ランドクルーザー300の居住性を各席で確かめてみよう。基本的に前後席ともに快適な仕立てとなっている。まず前席は、シートのサイズにも余裕を持たせた。

後席(2列目席・セカンドシート)はボディサイズを考えるとあまり広くないが、身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には握りコブシ2つ分の余裕が生じる。後席に座る乗員の足が前席の下に収まりやすく、窮屈には感じない。

また先代型の後席は床と座面の間隔が不足して、膝が大きく持ち上がり、大腿部が座面から離れた。そこも新型では、着座姿勢が最適化され座面から離れない。

3列目(サードシートはガソリンエンジン車にのみ設定

GX以外のガソリンエンジン車では、3列目席(サードシート)が装着されて乗車定員は7名だ。ディーゼル車には設定がない。

新型は先代型と違って2列目のスライド機能が備わらず、3列目の足元空間を調節できない。それでも新型の3列目の足元空間は、先代型でいえば、2列目を一番前側にスライドさせた時と同等だ。身長170cmの大人が座ることも可能にしている。

3列目シートは床と座面の間隔が乏しく、膝を抱える座り方だが、片道15分程度の距離なら大人の多人数乗車にも対応できる。

[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:島村 栄二・TOYOTA]

>>後編では新型ランドクルーザー300の運転感覚についてレポート! ガソリンとディーゼルの違いについて徹底解説する。後編は9月12日(日)公開予定。お楽しみに!

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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