トヨタ 新型ランドクルーザーが遂にフルモデルチェンジへ! ランクル300の発売時期は2021年夏頃か!?

  • 筆者: MOTA編集部
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“ランクル”の愛称で知られるトヨタの本格四輪駆動車、ランドクルーザー。現行型モデル(ランクル200)は2007年9月に登場し、デビュー14年目に突入している。ここ数年は新型登場の噂が絶えず流れていたが、いよいよフルモデルチェンジを実施することになりそうだ。

世界中のファンが待ちわびる新型ランクル300、その正式な発売時期や価格など最新予想をお届けする!

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目次[開く][閉じる]
  1. 新型ランクル300はTNGAやハイブリッドも初採用! ブランド誕生70周年のタイミングでデビューか
  2. 当初の予定が遅れようやく2021年夏にデビュー!? 価格帯は800万円台へ突入か
  3. 生誕70周年! クラウンより古い歴史を持つ「トヨタ ランドクルーザー」

新型ランクル300はTNGAやハイブリッドも初採用! ブランド誕生70周年のタイミングでデビューか

フレーム式プラットフォームにも遂にTNGA初採用!?

現行型のランドクルーザー(ランクル200)は、前回2007年のフルモデルチェンジから2021年で14年目に突入している。

折しも2021年は、1951年の初代BJ型誕生から70周年を迎える記念すべき年。そんな絶好のタイミングで、いよいよ新型(ランクル300?)への切り替えが行われる模様だ。

新型ランクル300は、フルフレーム式シャーシー初となるTNGAプラットフォームが新採用されるという。現行型ランクル200のボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm、ホイールベース2850mm。ランドクルーザーが活躍する世界中の道路状況を考えると、新型ランクル300も全長5メートル以内、全幅2メートル以内のサイズは維持されるだろう。

ランクル200は2015年に大規模なマイナーチェンジを実施し、主にフロントグリルなどのデザインを刷新し好評を得た。新型ランクル300もこのイメージを継承し、シンプルながら押し出しの強いデザインが実現するだろう。

ランクル初のハイブリッドも登場か!?

環境性能にも配慮し、従来のV型8気筒4.6リッターガソリンエンジンはダウンサイジング。レクサス LSに搭載されるV型6気筒3.5リッターツインターボへ置き換わる模様だ。

さらにこのパワートレインをベースにハイブリッド化したモデルも用意されるという。ただしトヨタのハイブリッド車に広く採用される2モーター式THS(トヨタハイブリッドシステム)-IIではなく、トランスミッションとの間にモーターを配する1モーター式だという情報もある。

クロカン四駆と相性の良いディーゼル導入にも期待大

この他世界の仕向け地によって、ディーゼルターボエンジン(日本未導入)などもラインナップされるとのこと。ただし現行型ランクル200の豪州仕様などに搭載されるV8 4.5リッターツインターボディーゼルではなく、こちらも新開発の排気量を抑えたクリーンディーゼルとなる見込み。

ディーゼルモデルは日本でもランクルプラドに導入され、販売の主力となるほどの人気を集めている。重装備のため車体が重くなる傾向にあるクロカン四駆は、トルクのあるディーゼルエンジンとの相性も良い。ランクル300のディーゼルモデルについても、日本への導入を大いに期待したいところだ。

当初の予定が遅れようやく2021年夏にデビュー!? 価格帯は800万円台へ突入か

コロナ禍の影響がこんなところにも…世界各地での公道試験が遅延中!?

トヨタの新型ランドクルーザー300に関しては、気になる情報もある。

世界中の荒野を走るランクルだけに、トヨタでは新型開発に際し、砂漠から高地の岩場、極寒の雪上路までありとあらゆる路面での厳しい実地走行テストを実施し、耐久性や信頼性、悪路走破性の確認を行っている。ところが2020年コロナ禍の影響を受け、海外出張を伴う走行試験も一時中断を余儀なくされた。このため開発最終段階でのテストが遅れ、発売時期も先送りにされた、というのだ。

当初、新型ランクル300は2020年中の発売も目論んでいたというが、いったんは2021年春に延期。これがさらに延長され、ようやく2021年夏頃の発売にこぎつけたという訳だ。

ランクル300の価格帯は800万円台へ突入か?

現行型にも採用されるトヨタの先進予防安全パッケージ「TOYOTA Saefty Sence」も、新型ランドクルーザー300では最新バージョンにアップデートされるのは言うまでもない。新型では自動運転レベル2の運転支援機能搭載などにも期待したい。

さて、新型ランドクルーザー300で気になる価格帯だが、ハイブリッド化や新開発のTNGAプラットフォーム採用といった様々な大幅刷新によって、現行型ランクル200の価格帯(約483万円~約697万円)を大きく上回るのは避けられない。上級モデルでは800万円台の販売価格となる可能性もある。

生誕70周年! クラウンより古い歴史を持つ「トヨタ ランドクルーザー」

“陸の巡洋艦”を意味する「ランドクルーザー」は、初代BJ系が登場した1951年(ランドクルーザーの名称になったのは1954年から)から70年に渡り販売を続ける四輪駆動車。1955年デビューの「クラウン」よりも古く、トヨタ最長の歴史を誇るブランドだ。ランクルの愛称で、日本でも根強いファンから支持を集めている。

信頼性、耐久性、悪路走破性を兼ね備えたランクルは、その名の通り世界中の道なき道でも活躍の場を広げ、2019年8月末にはその累計販売台数が1000万台を超えた。

ランドクルーザーシリーズで現在生産されているのは、ベーシックな70系(日本では販売終了)とランドクルーザープラド(プラド)、そして最高級版のランドクルーザー200(ランクル200)の3タイプ。改良を重ねながら35年以上に渡り生産を続ける70系は別格として、2009年発表のプラド、2007年発表のランクル200はいずれもデビュー10年を経ており、世界中のファンからフルモデルチェンジが熱望されている状態にある。

[筆者:MOTA編集部]

トヨタ ランドクルーザー200 主要スペック(ZXグレード)

全長x全幅x全高:4950x1980x1870mm/ホイールベース:2850mm/最低地上高:225mm/車両重量:2690kg/駆動方式:四輪駆動(フルタイム4WD)/乗車定員:8名/エンジン種類:V型8気筒DOHC/総排気量:4.608cc/最高出力:318ps(234kW)/5,600rpm/最大トルク:46.9kgf-m(460N・m)/3,400rpm/トランスミッション:フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント6速オートマチック<6Super ECT>/タイヤサイズ:285/50R20/販売価格(消費税込):697万4000円

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