次期エスティマの開発凍結から一転、トヨタが開発にGO!?時代が求める次世代クロスオーバーへ(2/2)
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- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:茂呂幸正/トヨタ自動車
第四世代『エスティマ』のキーワードは『未知なる付加価値』
こうしたアルファード成功体験を持つトヨタ。現在販売しているトヨタのミニバン・ラインアップを見てみると、主力は周知の通り、ボックス形状だ。アルファード/ヴェルファイアを頂点に、ノア/ヴォクシー/エスクァイア、そしてシエンタという、ミニバンの大・中・小を形成する。世間では「ご近所さんは最近、アルファードが多いのに、ウチはまだヴォクシーじゃ恥ずかしい」といった、日本的なヒエラルキーが確立された。
そんなミニバン主流のなかで、アルファードの『元親』であるエスティマは、主流から傍流へと変わり、これまで生き続けてきた。
そして今回、第四世代の開発が囁かれているエスティマが魅力とするべきことは、『人と社会』『人とクルマ』そして『クルマと社会』をつなぐための、『未知なる付加価値』だと思う。
世界のミニバン文化のド真ん中を突っ走るトヨタが、エスティマをこれからどのように料理するのか、とても興味深い。
[Text:桃田健史]
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