ダンロップ エナセーブ RV504 試乗レポート/マリオ高野(2/3)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:住友ゴム工業株式会社/オートックワン編集部
エコタイヤなのに、まるでスポーツ系タイヤに履き替えたかのよう!
まずは「ホンダ フリード」。発売から7年目ということで、正直、乗り味には古くささを感じさせるところがあります。低価格で実直な実用車に徹しているため普通にソツなく走りますが、たとえばハンドリングのキビキビ感や路面インフォメーションは希薄で、運転好きの人が運転していて楽しさを感じにくいタイプのクルマです。
しかし、「エナセーブ RV504」を装着した状態では、ビッグマイナーチェンジで走りが劇的に向上!といわれても信じてしまいそうなほど、しっかりとした乗り味になっていて驚きました。
「エナセーブ RV504」は、コンパウンドを発熱性の少ないゴムにすることで転がり抵抗を従来比で13%低減していますが、まずはその数値通り、走り始めからスーッと滑るように転がって行くのが非常に気持ちよく、そしてステアリングの手応えがしっかりしていることに感動しきり。
フリードの乗り味であまり好きではなかった部分が、ことごとく改善されているのです。
「エナセーブ RV504」は、転がり抵抗を減らして低燃費化をはかっただけではなく、ミニバン特有の重めの車重を支えるためにタイヤ内部のブレーカーと呼ばれる骨格のような部分の剛性を引き上げ、さらに外側のトレッドパターンのブロックを大きく、中央の縦のブロックを太くしているので、路面との接地感が劇的に濃くなっているように感じるのです。
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