ダンロップ エナセーブ RV504 試乗レポート／マリオ高野(1/3)

ミニバンの走りを良くしたい・・そんなお悩みをお持ちの方へ“タイヤ交換”はいかがですか？

独身だからこそいえることですが、できればミニバンは一生所有したくない・・・と思っているマリオ高野です。

最近のミニバンは走りが良くなったので、中には「これなら積極的に運転したくなる！」と思えるミニバンがあるのも確かです。

しかし、それでも、やっぱりセダンなどに比べると重心の高さや車重の大きさ、燃費の悪さが気になることは少なくありません。幸か不幸か、私は独身なのでミニバンを買う必要性は皆無ですが、世間一般にはミニバンに乗らざるを得ない、という境遇にある人は多いもの。

そんな、今乗ってるミニバンの走りを何とか良くしたい、とお悩みの諸兄にオススメしたいのが「タイヤ交換」です。

“タイヤを換えればクルマの乗り味が変わる”という原理を思い出しましょう。クルマを買い替えるのはいろいろと大変ですが、タイヤを良くすれば、クルマは生まれ変わったように良くなります。タイヤは安い買い物ではありませんが、クルマを買い替えることを思えば、はるかに安い投資でクルマの乗り味を大きく改善する効果があることを忘れないでください。

5台ものミニバンでエナセーブ RV504を試す！

今回、エコタイヤのトップブランドであるダンロップのエナセーブシリーズのミニバン向け低燃費タイヤ「エナセーブ RV504」を装着したミニバン数台に試乗して、あらためてタイヤの重要性を実感しました。

「エナセーブ RV504」は、好評だった旧作エナセーブ RV503の美点をそのままに、「長持ち性能」と「低燃費性能」を大幅に引き上げたダンロップの入魂タイヤです。

前作でも評価が高かったウェットグリップ性能はそのままに、転がり抵抗を13％も改善。ラベリングの転がり抵抗はAから「AA」に格上げされました。

ウェットグリップは「b」で、いずれも最高評価のひとつ下の格付けとなりますが、最高評価の「AAA-a」というのは、強烈仰天レベルの性能といえるもの。その下の性能でも極めてハイレベルな性能を確保していると思って間違いありません。

ダンロップは「エナセーブネクスト」で最高評価の「AAA-a」を獲得しておりますが、荷重の大きなミニバンに対応するための剛性確保や、価格との兼ね合いもあり、ミニバン用の「エナセーブRV504」では「AA-b」となりました。

今回の試乗では、「エナセーブ RV504」を装着したホンダ・フリード／ホンダ・オデッセイ／VWシャランで単体試乗（一般道）、そしてトヨタ・エスクァイアとトヨタ・アルファード（先代モデル）では「エナセーブ RV503／エナセーブ RV504」の新旧比較試乗（高速道路＆一般道）を行いました。