トヨタ クラウンマジェスタ 試乗レポート(1/4)

トヨタ クラウンマジェスタ 試乗レポート
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いつの日も見据える先は「日本という風土」

サイドビュー

当初は「歴史と伝統あるクラウンの、さらなる上級モデル」としてリリースをされたクラウン・マジェスタが、5代目モデルへと進化した。

従来型比ではホイールベースが75mmという大幅延長になったものの全長は45mm増し、全幅は15mmの増加に留まっている。こうして5mを下回った全長と1.8mを10mmだけオーバーした全幅は、いかにも「日本での市場性を踏まえた結果」という印象だ。

ちなみに、4WDモデルを除く最小回転半径はわずかに5.3m。ふたまわりほどもボディサイズの小さな前輪駆動モデルと同等というこのデータは、このモデルが後輪駆動レイアウトの持ち主ゆえ、前輪切れ角が大きく採れる事によるメリットが現れた結果だ。

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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

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