トヨタ カローラアクシオ・フィールダー 新型車解説(2015年マイナーチェンジモデル)/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社
トヨタの代表車種「カローラ」が3年振りにマイナーチェンジ!
クルマにまったく関心がない人でも、トヨタ「カローラ」の車名は知っているだろう。
カローラは初代モデルが1966年に登場して以来、好調に売れ続け、1969年以降は30年以上にわたって小型&普通車の販売ナンバーワンであった。しかし2001年に初代「ホンダ フィット」が登場して売れ行きを伸ばし、2002年に首位を奪われた。
この頃からフィットに加えて「トヨタ ヴィッツ」などのコンパクトカーが人気を高め、2003年には軽自動車の初代「ダイハツ タント」も登場する。空間効率に優れたコンパクトカーや軽自動車に代替えする傾向が強まった。また、2001年には「トヨタ ヴォクシー&ノア」の初代モデルが登場して、ミニバンの品ぞろえも充実してきた。
それでもカローラは、依然としてトヨタの代表車種に位置付けられ、セダンとワゴン(ミドルサイズハッチバックのカローラルミオンもある)では販売台数が多い部類に入る。かつての追われる立場が追う側に変わり、改めて今日のニーズに沿って商品力の強化に乗り出した。
2012年に登場した11代目の現行カローラアクシオ&フィールダーは「原点回帰」も視野に入れて開発されている。
フロントオーバーハング(ボディが前輪から前側へ張り出した部分)は先代型よりも短く抑えた。カローラアクシオで50mm、フィールダーでは60mm短縮され、取りまわし性を向上させている。
セダンのアクシオでは、リアドアのサイドウィンドウを拡大して斜め後方を見やすくするなど、視界も改善。プラットフォームはヴィッツと共通化され、空間効率が高まって後席の足元空間を広げている。居住性から取りまわし性まで、実用性を幅広く向上させた。
マイナーチェンジの注目は、近年トヨタが推し進める「安全装備」の充実
このカローラアクシオ&フィールダーが、2015年3月30日に少し規模の大きなマイナーチェンジを実施した。
カローラのマイナーチェンジで最も注目されるのは「安全装備の充実」だ。2014年11月26日に「これがトヨタの最先端!今後採用される安全技術を探る」でお伝えしたように、トヨタは「赤外線レーザー+単眼カメラ」「ミリ波レーダー+単眼カメラ」という2種類のメカニズムによる衝突回避の支援機能を設定して、クルマのタイプに応じて搭載を開始する。
この最初のモデルがカローラアクシオ&フィールダーになった。
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