TRDアクア＆TRDプリウス Sportivo 試乗レポート／今井優杏(3/4)

その姿が超カッコ可愛い！！「AQUA TRD Sportivo」

続いてAQUA TRD Sportivoである。

試乗車には

・フロント及びリアバンパースポイラー

・サイドスカート

・ポジションライト（商品名：LEDデイタイムランニングランプセット）

・TRDスポルティーボサスペンションセット（ショックアブソーバー・スプリング）

・16インチタイヤ&アルミホイールセット

・ハイレスポンスマフラー

・プッシュスタートスイッチ

が搭載されていたが、これには正直、ズキュンと打ち抜かれた。

まず、見た目がカタログなどの写真で見るより10倍以上カッコ可愛いのだ。アクアのコンパクトなボディに、こんなにもエアロキットが似合うのか！と言った感じ。

共通イメージとしては、LEDなどが前述のプリウスとほぼ同じ手法でドレスアップされているのだが、とにかくアクアはそのボディの小ささから、テイストがギュっと濃縮されているために、ピリっとスパイシー。ひとめでグッと来るようなインパクトがある。

インチアップされた足元が、また踏ん張り感あるシルエットを生みだしていて、これを観た瞬間にさらなるチューニングを色々と思い描いちゃう人は多いと思う（たとえばもう少し太いホイールを履かせてみたい、とか！輸入車みたくAピラーだけマットシルバーに塗装したらどうだろう、とか！）。

このアクアにも、その名の通りSportivoのサスペンションセットが組まれている。約20mmのローダウンがなされており、ノーマルモデルよりも格段にシャープなスポーティさが味わえて、非常に完成度の高い仕上がりだ。

特にレーンチェンジやタイトなコーナーを“街中速度で走るときも”しっかりと実感出来るのは楽しい。ハンドリングに対する応答性がいいので、なんだかとっても素直にスルスルとクルマが動いてくれるのだ。

車高を下げてロールを抑えていることに加え、適度に締まったアシのおかげでクルンとコーナーを舐めることが出来、しかも立ち上がりの際の減衰も滑らかで、とにかくキビキビ感がダイレクトに伝わってくる。

ハンドリングがなめらかなおかげで減速を最小限に済ませられ、アクセルワークに余裕が生まれるので、コーナーの立ち上がりやレーンチェンジ後には、じわっと踏み足すだけで再加速に備えられるのも安心度が高い。