走りの純度を高め、より“懐が深い”乗り味へ/トヨタ 86[後期モデル] 試乗レポート(2/4)

走りの純度を高め、より“懐が深い”乗り味へ/トヨタ 86[後期モデル] 試乗レポート
トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ] 画像ギャラリーはこちら

エンジンルームやホイールハウスなどの剛性アップ

トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ]

1つ目は“体幹”をより鍛えたこと。

車体はこれまでの年次改良でも剛性のアップが行なわれているが、今回は更にエンジンルーム内のV型のブレース取り付け部の剛性アップ、リアはホイールハウス内にパッチの追加とスポット溶接追加、フロアトンネルのブレースの板厚アップなどがプラスされている。この車体とあわせてバネ/ダンパー(ショーワ製)/スタビライザー、電動パワステの特性などを再チューニング。VDCにも手が入っており「トラックモード」が追加されている。また、これまでディーラーオプションだったザックスダンパーも純正オプションとなっている。

NAチューンの王道

トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ]

2つ目はMTモデルのパワートレインの出力アップだ。

吸排気系の効率アップ、内部のフリクション低減、ブロックの剛性アップなど“NAチューンの王道”により、最高出力は200psから207ps、最大トルクは205Nmから212Nmにアップ。このエンジンを活かすためにファイナルギアは4.1から4.3に変更。JC08モード燃費は若干悪化してしまったが、実燃費ではほぼ変わらないそうだ。

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空力操安を高いレベルに引き上げた

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3つ目はエクステリアの変更だ。

エクステリアは、従来モデルよりワイド&ローが強調されたデザインのフロントバンパーにウインカー内蔵のフルLEDヘッドライト、86エンブレムに代わりフィンが追加されたフェンダーガーニッシュ、LEDリアコンビランプ、リアバンパー、新デザインのリアウイング、アルミホイール(17インチ)などを変更。

これらは単に“意匠の変更”ではなく、全て機能部品であると言う点だ。86の空力操安はダウンフォースで抑え込むのではなく、空気を整流させることで操安に役立てているのだが、後期ではそのバランスがより高いレベルに引き上げられている。特に新形状のリアウイングは、あり/なしで走りが大きく変わると言う逸品だそうだ。さらに今回は新たに“電子”の力を用いて車両側面を流れる空気を整えるアイテムも投入されている。

2ドアクーペとしての「質感」や「大人っぽさ」がアップ

トヨタ 新型 86(ハチロク) 後期型モデル 速報試乗レポート/山本シンヤ[2016年7月ビッグマイナーチェンジ]

4つ目はインテリアの変更だ。

「86GRMN」の知見を活かして開発されたステアリングホイール(φ365からφ362、回転慣性重量は10%低減)や4.2インチのインフォーメションディスプレイ内蔵のメーターなどドライビング環境を整える機能性アップだけでなく、グランクリュス(インストパネル/GTリミテッドのメーターバイザー/ドアトリム)、カーボン調加飾(ドアスイッチベース/エアコンパネル)、表皮巻(GTのメーターバイザー、ニーパッド)、カラ―コーディネイトの統一も合わせ、2ドアクーペとしての「質感」や「大人っぽさ」も引き上げられているのは嬉しいポイントだ。

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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