限定100台・648万円の86に応募が殺到!「トヨタ 86 GRMN」サーキット試乗&工場見学レポート(3/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:茂呂幸正・山本シンヤ
かつての4A-Gを彷彿とさせるエンジンサウンド
今回、「86 GRMN」を試乗したのは千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイ。
体にピッタリフィットしアルカンターラ素材で滑りにくいレカロシートに座り、断面形状と硬さが絶妙なステアリングを握るだけで、「今までのトヨタとはちょっと違うぞ!?」と感じる。
ギアを1速に入れ、ピットアウト。エンジンはノーマルで感じた中速域のトルクの谷間が消え、よりスムーズでフラットな特性だ。ノーマルも高回転まで回るが、最後の500rpmは苦しそうなのでレッドゾーン手前でシフトアップしたくなるが、コイツはストレスなくレッドゾーンまで到達するだけでなく、更に周りそうな感じも。
可変式マフラーの効果で4000rpmを境に音質はガラッと変わり、水平対向と言うよりかつての4A-Gを思い出す乾いたサウンドを奏でる。
軽快ながらしっかりしたステアリングでクルマとの一体感が高まる
更に補強によるボディバランスが変わったことや大径ドライブシャフト採用などにより、ノーマルよりカチッと決まる6速MTの組み合わせは、無意味にシフト操作がしたくなってしまうほどだ。
ハンドリングは、接地感のあるドシッとしたインフォメーションにも関わらず、ステアリングを操作するとヒラヒラと舞うような軽快感も共存している。特に切り返し時などでは無駄な動きがない上に操作に対するタイムラグも少ないので、クルマとの一体感はより高まっている。
ちなみに車両重量はノーマルとほとんど同じだが、体感的には50kgくらい軽く感じたのはボディ上部を中心に行なわれた軽量化の効果もあると思う。
86 GRMNのノウハウは後期型86にフィードバックされているという噂も
ポテンザRE-71Rの粘るようなグリップ力に「ノーマルでは絶対無理」と言うような速度で進入しても絶大な安心感があるので、「安定志向のセットなのかな?」と思いきや、86のFRらしい動きは変わらず。ノーマルよりも荷重移動のコントロールが楽なので、グリップもスライドもお手の物。
「もしかして、オレ運転が上手くなった?」と勘違いしてしまうほどだ。
もちろん、サスペンションは数値的にはかなり硬めだと思うが、バネ上はフラット、バネ下のみしなやかに動いている事が解るので、体感上はノーマルよりも快適で質感も高い乗り味だ。袖ヶ浦の裏ストレートにあるギャップや縁石の乗り越えも姿勢を崩すことなくこなしてくれた。
フロント6ポッド/リア4ポッドのブレーキも素晴らしい。絶対的なストッピングパワーの高さはもちろん、タッチの良さや微妙な踏力にも反応するコントロール性の高さは上級のスーパースポーツ並。
また30分程度の連続走行では制動力やフィーリングの変化もほとんど感じることもなかった。
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