スズキ 新型スイフト 新型車解説
- 筆者:
- カメラマン:茂呂幸正
世界戦略車“スイフト”が新型への進化でまた世界を驚かす!
欧州でもそのデザイン、走行性能が支持され、世界戦略車として成功したスズキのスポーティコンパクトカー「スイフト」が約6年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。今回の新型スイフトの開発コンセプトは「More SWIFT(もっとスイフト)」、スイフトらしさをさらに磨き上げることに注力したのだ。
単独でエクステリアを見ると、どこが変わったの?と違いを探すのに一苦労するくらいキープコンセプトだ!と思っていたが、新旧を並べてみるとそれはまったく違ったことに気づかされた。
新型スイフトはプラットフォームも一新され、まったく別モノなのに何故ここまでソックリなのか!?それは見てどこが変わったかわからないところがミソ。一目でスイフトとわかるではないか!そう、新型スイフトはソコを狙ったのです!
先代モデルがこれだけ世界的にヒットしたことにより、見ただけでスイフトだ!とわかるデザインをあえて採用したのだ。
しかし、並べると違いは一目瞭然。同位置に並べてもフロントが少し長く、デザインもより洗練されたことで、スポーティさ、力強さが増した印象が強い。タイヤ・ホイールもXL、XSグレードでは、このクラスではかなり大きい16インチを履き、よりドッシリとした下周りを作り上げている。
フロントのデザインとは違い、リアを見ると、パッと見でもリアコンビネーションランプのデザインが大きく変わったので違いはすぐわかる。新旧をエクステリアですぐに比較しろといわれれば、リアで判断するのがよいだろう。これだけ、似たデザインに仕上げるのも逆に難しかったのではなかろうか。
コンパクトカークラスとは思えない上質感
新型スイフトに触れて驚くのはなんといってもインテリア。こちらは大きく変わり、クラスを超えた上質なものとなり、コンパクトカーとは思えない出来にビックリさせられた。
もちろん質感だけではない。コントラストを強調し、精悍でスポーティなインテリアデザインに、操作性を向上させたシフトレバー、センターパネルレイアウト、マルチインフォメーションディスプレイなど認識の向上なども図られているのも特徴だ。
ユーティリティ面も使い勝手、安全性を向上。特に小物類を収納できる場所を多くしたことで、車内をいつでもきれいに整頓できる点は女性にとっても◎だろう。
安全性の向上にはボディ剛性の向上も寄与しているが、全長3,850mm×全幅1,695mm×全高1,510mm(2WD)と若干だがボディサイズが大きくなったことも要因として挙げられる。
搭載されるエンジンには全車に1.2リッター直4を採用。吸排気VVTを採用し、フリクションの低減とバルブ周りの軽量化を徹底したことで、全域においてフラットなトルク特性を実現している。さらに副変速機構付の新CVTを組み合わせたことで、10・15モード燃費23.0km/Lという低燃費も実現した。
忘れちゃいけないのが、スポーティコンパクトのスイフトということ。燃費に振っただけの低燃費車とは違うのだ。しっかりと加速性能も向上しているので、先代モデルと比べても、0-100km/hタイム比で約7%の向上を果たしている。
ボディカラーは新色に「アブレイズレッドパール2」「ブーストブルーパールメタリック」「スモーキーグリーンメタリック2」の3色を用意した全6色展開(※パール色は21,000円高)。
価格は税込みでベースグレードとなるXG2WDの1,244,250円~XS4WDの1,653,750円。
走り、デザイン、環境性能すべてを進化させた新型スイフトは、画像などでチェックしただけでは、その違いがしっかりとは伝わらないだろう。ぜひ、時間があるのなら近くのディーラーに足を運び、その目で違いをチェックしてみてほしい。
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