スズキ パレットSW 試乗レポート/森口将之(2/4)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部
精悍な顔でクールな印象に
ふつうのパレットといちばん違うのは顔だ。縦長ヘッドランプに横長グリルという、ワゴンRやスイフトにも通じる「スズキ顔」から、ワゴンRスティングレーと同じように、薄いヘッドランプとスケルトンパネルで精悍に仕立ててある。
サイドやリアのスポイラー、ブラックスモールのリアコンビランプも特徴だけれど、なんといってもこの顔が目立つ。パレットのホノボノ感はまったくない。
最大のライバルであるダイハツ タントには、2007年のモデルチェンジ当初から「カスタム」が設定されていた。つまりパレットはSW投入で相手に追いついたわけだが、2台は「着こなし」が違う。
タントカスタムが光り物を多用したゴージャス路線なのに対し、スケルトン&スモークが印象的なパレットSWは、クールな印象。こっちが好みという男子は多いんじゃないだろうか。
ベースモデルではベージュだったインテリアはブラックで統一してあり、メーターにはタコメーターが追加されている。室内空間はいままでどおりで、両側スライドドアからアクセスするリアシートは、後ろにスライドさせれば足が組めるほどの広さを誇る。一方、畳めばレッグスペースにストンと収まるから、自転車もラクに詰め込める。ファミリーだけでなく、遊び好きなシングルにもオススメできるスペースだ。
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