スズキ MRワゴン 新型車徹底解説(1/6)
- 筆者:
初代のコンセプトを受け継ぎつつよりママズ・ワゴンの方向性にシフト
初代のMRワゴンは、平成13年にデビュー。多様化する軽自動車ユーザーのニーズに対応するため、ワゴンRとは異なる発想が持ち込まれて開発された。今回のフルモデルチェンジにあたり、MRワゴンにはさらにはっきりとした方向性が持たされることとなった。それを具現化したのが、昨年の東京モーターショーに出品されたコンセプトモデル「マムズパーソナル・ワゴン」。新しいMRワゴンは、子供を持つ母親にターゲットをすえたモデルとなったのだ。
今回のMRワゴンの開発にあたっては女性もちろん、子供達から見たクルマのあり方、という面も重要視された。開発中には社内の女性スタッフから多くの意見を採り入れるとともに、保育園などにクルマを持ち込み子供がどのようにクルマに乗り降りをするのかを検証。そうして得られたデータをもとに母親と子供にとって使いやすいクルマに仕上げられている。
詳しくはこの先に各コーナーを見てもらいたいが、使いやすさとは大きく目立ち、アピール度が高いものではない。しかし、実際に見てみると、さまざまな細かいことが実用的なクルマにとっては非常に大きなウエイトを占めるのだということがわかってくる。
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