【試乗】スズキ 新型「ラパン」(3代目「アルトラパン」) 試乗レポート/藤島知子(2/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:阿部昌也
また、メーター内の液晶ディスプレイに現れるウサギのキャラクターはアニメーションとともに「こんにちは!」とか「SEE YOU」など、音声で挨拶をしてくれるようになった。さらに、ドアの閉め忘れやパーキングブレーキの解除を忘れてしまった時などは文字情報と音声でお知らせをするので、クルマ側のメッセージを確実に伝える上では有効な手段となりそうだ。
ラパンにはベンチシートが採用されているが、最上級グレードの『X』には、素材と柄が異なる3種類のシートが設定されている。今回のクルマはベージュのファブリックにキャメルのキルティング加工が組み合わされた2トーン柄でブラウンのパイピングで縁取られていたが、張りがある表皮は身体が滑りにくく、特に後席は低反発のクッションに腰掛けているようにコシが感じられる座り心地で好感が持てた。室内長は先代よりも105mm拡がっており、前後の乗員の着座位置は60mm拡大。広すぎず、程よくゆったりと座れる感覚なので居心地がいい。
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