WRXのモデルチェンジはいつ!? スバル対決! WRX S4と新型レヴォーグを比較してみる【ワゴン vs セダン】
- 筆者: MOTA編集部
先代レヴォーグと共に開発された4WDスポーツセダン「スバル WRX S4」。レヴォーグがフルモデルチェンジを迎えた今、次はWRX!? 期待も高まるところですが、ここではあえて現行型WRXと比較してみましょう。
WRX S4と新型レヴォーグをサクッと比べてみよう
初代レヴォーグの実質的な兄弟車「WRX S4」
「WRX S4」は2014年に発売を開始したスバルの高性能AWDスポーツセダン。ほぼ同時期に発表されたスポーツワゴンモデル、初代「レヴォーグ」とはプラットフォームや基本設計を共有していて、実質的な兄弟車と言えます。WRX S4のボディサイズは、全長4595mm×全幅1795mm×全高1475mm。
同時に登場した「WRX STI」が、長く生産されてきた2リッター EJ20型水平対向ターボエンジン(308ps/422Nm)と6速マニュアルトランスミッションとの組み合わせのみという硬派な仕様なのに対し、WRX S4は初代レヴォーグにも搭載された2リッター FA20型水平対向直噴ターボエンジン(300ps/400Nm)とスポーツリニアトロニック(CVT)が組み合われた2ペダルモデル、という違いがあります。
ちなみにWRX STIについては、2020年春をもって惜しまれつつ生産を終了しています。
WRX STIの販売終了に伴い、2020年7月にWRX S4のグレードが整理されました。
2020年9月現在発売されているWRX S4は「STI Sport EyeSight」(416万9000円・消費税込)の単一グレード設定になっています。その際に限定500台の特別仕様車「WRX S4 STI Sport♯(シャープ)」(474万1000円)が設定されましたが、こちらは予約受付の段階で完売となっています。
ひと足お先にフルモデルチェンジする「新型レヴォーグ」
2014年に登場し好評を博したワゴンモデルのレヴォーグが、6年ぶりとなる2020年10月にフルモデルチェンジを実施します。ベースとなるのは、最新の「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」は「フルインナーフレーム構造」を加えた進化版。ボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm。全長で65mm、全幅で15mmほど拡大しているものの、その範囲はあくまでも最小限に留まっています。初代同様に日本の道で扱いやすいサイズなのが嬉しいところです。
従来は2リッターと1.6リッターの各ターボエンジンがラインナップされていたレヴォーグですが、新型では新開発の1.8リッター CB18型水平対向直噴ターボ(177ps/300Nm)1機種に統合されました。リニアトロニック(CVT)もおよそ8割の部品を刷新して燃費と静粛性を改善し、発進加速性能も向上しています。
現時点では新型レヴォーグにe-BOXERなどのハイブリッドモデルの用意はありません。追加設定に期待したいところです。
新型レヴォーグの先進性にびっくり! インパネ周りのデザインに時代の差を感じてしまう
WRX S4のインテリアは、初代レヴォーグと基本的なレイアウトは共通です。インパネ中央上部の5.9インチ液晶モニター「マルチファンクションディスプレイ」は、当時のスバル車に共通のインターフェイスでした。
スイッチ操作でアイサイトセイフティプラスの状態からVDCの作動状況、ブースト表示などがスイッチ操作ひとつでサクッと切り替えられるものになっています。
対する新型レヴォーグは、まさに最新モデルらしい先進性にあふれています。写真の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイと、12.3インチフル液晶メーターは、高度運転支援システム「アイサイトX」搭載車にセットで備わるもの。WRX S4と比べると、やはり時代の急激な流れを確実に感じさせてくれます。
兄弟車のレヴォーグがフルモデルチェンジする今、WRX S4についても早期の次期モデル登場が大いに期待されるところです。
[筆者:MOTA編集部]
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