ドイツ車のような乗り味がさらに高まった!スバル WRX S4(アプライドB型)試乗レポート(1/3)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:和田清志
早くも改良!アプライドB型は「顧客層に合わせた味付けの微修正」
「年次改良」を受け、アプライドB型となったWRXシリーズ。その詳細については、『“スバリスト視点”で見る新型「WRX S4・STI」徹底解説』にて解説しておりますが、WRX S4のサスペンションのセッティングの変更と静粛性の向上は、想像以上に大きなものでありました。
スバルに限らず、どんなクルマも改良やマイナーチェンジなどで年々進化していくものなので、自分の買ったクルマが旧型になってしまう(心情的に)ことは避けられない宿命ですが、最近のスバル車は特に「年次改良の内容の濃厚化」が著しい傾向にあります。デビューして1年足らずのクルマとしては、ちょっとビックリ級の変化です。
私自身も、初代WRXの時代から「自分の買ったクルマが毎年進化し過ぎる辛さ」をガッツリ経験しておりますが、従来型オーナーさんの心中は穏やかではないでしょう。
『買ってからまだ1年も経ってないのに!?』
そんな悲鳴が聞こえてきそうです。
しかし、今回のWRXシリーズの年次改良は、「従来型がダメだったから変えた」のではないので安心してください。従来型オーナーさんへの配慮や気休め、あるいはスバルを擁護したいからそう言うのではありません。従来型は従来型ですでに完成度は高く、あくまでWRX S4のGTグレードを中心に「顧客層に合わせた味付けの微修正」を狙ったものなのです。
話は矛盾しますが、「ビックリするほど変わった部分もあるけど、従来型オーナーは心配ご無用」というのが結論です。
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