“スバル好き”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説(前編)/マリオ高野(1/2)

“スバル好き”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説(前編)/マリオ高野
スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT スバル レヴォーグ 2.0GT 画像ギャラリーはこちら

すでに予約済みの皆さん、レヴォーグ納車までの喜びを“反芻”するかのごとく噛みしめましょう!

スバル レヴォーグ×青山めぐ

ついに、「スバル レヴォーグ」が正式に「発表」される運びとなりました! 祝着至極! バンザイ三唱!(大粒涙)

去年の東京モーターショーでその姿が初めて公開され、年明けの1月先行予約の受付が始まってからすでに1万台以上の予約を受注。このたび、めでたく本当の意味でデビューを遂げる段階まで進みました。

早々から予約を入れた皆さんは地団駄を踏みつつ、「まだか!まだか!」と待ち焦がれておられることでしょうが、もうしばらくのガマンです!

まずは発表を祝いつつ、正式に発表された内容を整理していきましょう。

スバル レヴォーグ×青山めぐ

納車までの長い待ち期間を快適に過ごすコツは、買ったクルマ(または欲しいクルマ)の情報を片っ端から読み漁り、それを反芻するように噛みしめ、そのクルマのことをアレコレと思い浮かべながら、ステアリングを握るひとときを想像することです。

レヴォーグの場合、スペックなどの詳細はすでにプロトタイプの段階で明らかとなっておりますが、ここであらためてチェックし、自分の選択が間違っていないことを何度も、何度も、実感しましょう

もちろん、これから検討する人も、あらためて内容を吟味して、グレード選びに悩み尽くす喜びを味わってください。クルマ好きならば、それらを妄想するだけでも至福のひとときが過ごせます。

正式に発表されたグレードと価格については、以下の通り。

スーパーGT SUBARU応援団長のマリオ氏

・1.6GT(リニアトロニック):2,667,600円(税込)

・1.6GT EyeSight(リニアトロニック):2,775,600円(税込)

・1.6GT-S EyeSight(リニアトロニック)3,056,400円(税込)

・2.0GT EyeSight(スポーツリニアトロニック):3,348,000円(税込)

・2.0GT-S EyeSight(スポーツリニアトロニック):3,564,000円(税込)

グレード体系や価格は「参考価格」となっていたものと変わっておらず、それ以外の部分でもプロトタイプでの既報の内容から変わっている部分はありませんが、ここでは私「マリオ高野」が“いちスバル車ファン”としての目線から、レヴォーグの各部をおさらいしていきたいと思います。

スバル史上初!「スバルファンのためのクルマ」として開発されたレヴォーグ

東京オートサロン2014にて、マリオ高野氏

まず、レヴォーグのもっとも大事な肝といえる部分は、スバル車史上、実は初めて「日本のスバルファンのためのクルマ」として開発されたということです。

もちろん、これまでのすべてのスバル車がスバルファンのことを考えていなかったわけでは決してありませんが、やはり新しい商品を開発するにあたっては「従来の顧客+新規客の取り込み」を狙うのが当然の基本であり、特に最近のスバル車は「新規客の取り込み」への配分を多めにしたと思われるニューモデルが続いていました。

それはものの見事に奏功し、世界各地で大量のスバル車ファンをあらたに獲得することに繋がりました。

2013年の世界販売台数は目標の75万台を大幅に上回る83万台を記録。北米市場シェアは9位にまで躍進し、歴史的な大勝利を納めるにいたったわけですが、そんなバンザイ三唱の嵐の中、絶好調ぶりに舞い上がることなく、ここでみずからの足元を見つめ直すがごとく、“原点”に立ち返ろうとしたところはさすがスバルです!(本気の涙)

凡庸なメーカーと違い、北米でのさらなるウハウハを求めて北米向けのモデルをバカスカ増殖させたり、売れ筋のジャンルに安直な後追いモデルを追加して拡大路線に走ってしまうようなことには目もくれず、このご時世に国内市場向けのミドルクラスのステーションワゴンをブランニューモデルとして投入したことは大英断といっていいでしょう。

かつての「レオーネ」でステーションワゴンというジャンルを創造し、それを「レガシィ」で育て上げたスバルだからこそできた、スバルならではのニューモデル。それが「レヴォーグ」なのです。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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