SNSで議論「なぜステーションワゴンは人気がない?」 SUV全盛期にあえて選ぶべき3つの理由とおすすめ車種
- 筆者: MOTA編集部
X(旧Twitter)でいま話題の「SUVは見た目より狭い、ステーションワゴン(ツーリングワゴン)のほうが広いのに人気がないのはなぜ?」という問い。300件以上のリプライから見えてきたのは、SUVの「乗り降りの楽さ」とワゴンの「物理的なメリット(走行性能・駐車場)」の対立でした。リセールバリューや流行を超えて、あえてステーションワゴンに乗る意味を考えます。あわせて、おすすめのツーリングワゴン3車種もご紹介します。
1つの問いに300件超のリプライが寄せられた
X(旧Twitter)に投げかけられた1つの問いに、300件以上のリプライ(返信)が殺到しました(2025年11月26日時点)。
セダンやスポーツカーの人気がなくなってきてるのは分かる。狭いしね。
でもミニバンなんかヤダって人が、SUVを選んでるんだと思うんだけど、だいたいのSUVって見た目より狭いよね。
ステーションワゴンの方が広かったりしない?
なんでワゴンも人気ないんだろ?
みんな低いの嫌なの?安定してるのに。
この投稿が炎上したわけではありません。しかし、寄せられた反応の数と熱量が物語るのは、これが単なる「好み」の問題ではなく、多くの車好きの間で共感を得られているということです。
いまや街中は車高の高いSUVだらけ。ショッピングモールの駐車場を見渡せば、似たようなシルエットの車ばかりが並んでいます。
かつて、スバル レガシィツーリングワゴンや日産 ステージア、三菱 レグナムなどが峠を駆け抜け、冒険心を刺激した時代を知る世代にとっては寂しい姿かもしれません。
ステーションワゴンが淘汰されつつある理由はなんなのでしょうか? この記事では、SNS上で繰り広げられた議論を通じて、この問いに対する答えを探ってみました。
ちなみに、投稿者のスーパーカー平社員さんはアンチSUVではなく、SUVが結構好きとのこと。
SUVのメリット「乗り降りが楽」「安心感がある」
まずは市場の覇者、SUVのメリットはどこにあるのでしょうか? 投稿に寄せられたリプライを元に整理をしてみました。
乗り降りの楽さという、替えがたい価値
多くの共感を集めていたのが、日常の使い勝手、特に乗り降りのしやすさに関する切実な意見です。
安定してるどうこうじゃないんすよ。腰をかがめずに乗り降りできるとか、リアハッチゲートの支点が頭より高いところにあって荷物の積み下ろしに気を使わなくていいとか、「クルマで移動すること」の次の価値をみんな見つけちまったんすよ。
引用元:@ws_yamatch (山村 達)さん
車は背が高い方が便利という風潮が決定的ですね
ユーザーの多くを占める高齢者は膝が悪く低いシートから立つのが大変で、介助も考えたら高さ広さに余裕のあるミニバンになり荷物も大して積まないからN-BOXが売れて、車の格好気にする人がSUVに行きます
20代30代が主要ユーザーの時代ではないので…
これらのコメントは、多くの共感を集めました。 SUVの座面高は、腰を屈めずに横移動で乗り込める絶妙な高さに設計されています。
一方、ステーションワゴンは「よっこいしょ」と体を沈める必要があります。若い頃は気にならなかった数十センチの差が、40代、50代になると、じわじわと腰に響いてくるのです。
高い視点がもたらす安心感
運転のしやすさについても、SUVの強みについてこのような声が上がっています。
アイポイント高い方が遠くまで見えて運転楽だから。シート座面高く、椅子に座ってる感覚で自然。疲れにくい。乗り降りが楽。普通の人にとっちゃ車の運動性能なんてどうでもいい。楽で広い。これが正義。
引用元:@johney_3232(じょにい)さん
上から見下ろす方が視界が楽しいし運転が楽ってのはありますね マニュアル操作とか速く走るとかをしないならば、ある程度背が高いほうを選びます
引用元:@rFP8qKJmVF17460(ダイチ)さん
雪国の場合だと車高が高い車が積雪路面でも安心ですし視界が良いので吹雪でも運転しやすいです(#^^#)
引用元:@GOMETAL7070(GOMETAL)さん
このほか「視点が高いから遠くまで見通せて、運転のストレスが少ない」「一度高い視点に慣れてしまうと、ステーションワゴンの視界が地面スレスレで怖く感じる」といったコメントも。
遠くまで見通せることで合流や車線変更の判断がしやすくなり、安心感が得られるのはSUVの大きな魅力のようです。
ステーションワゴン3つのメリット「機械式駐車場が使える」「積載がしやすい」「走行安定性が高い」
SUVのメリットに対して、ワゴン愛好家たちからは背の低さを武器にステーションワゴンの魅力を語ります。
機械式駐車場の「1550mm問題」も気にならない
都心部で車を所有する人にとって、機械式駐車場の「1550mm問題」は死活問題です。
高さが155cm以下でないと駐車場がメンドクサイです。車の高さが高くても荷物を縦積みってそんなにしないので、床面積が同じならSUVもステーションワゴンも積載量は事実上同じだと思います。
上記投稿のように、都心部の機械式駐車場(高さ制限1550mm)に駐車できるのは強みです。都心部でも2000~2100mm制限のところも増えてきていますが、満車になりがちなので、比較的空いている高さ制限1550mmの駐車場が選べるのは大きなメリットです。
積載性が高く、ルーフキャリアが使いやすい
「SUVは荷室の床が高すぎて、重い荷物を持ち上げるのが筋トレレベル」という指摘も鋭いものがあります。
見た目は大きくても、クーペスタイルのSUVは後部の天井が低く、スクエアなワゴンの方が実際の容積では勝ることも多いのです。さらに、ルーフボックスを活用する場合の差は歴然です。
「ルーフキャリアやルーフボックスを使うならワゴン。SUVだと脚立がないと届かないから、結局使わなくなる」といった意見も。
アウトドア派を標榜するSUVオーナーが、結局ルーフキャリアを使わなくなるという皮肉。これは実用性の逆転を象徴しているのかもしれません。
重心の低さがもたらす走行安定感の高さ
そして、走行性能の高さも魅力です。リプライ欄には、ステーションワゴンに戻ったユーザーからの実体験も寄せられていました。
取り敢えずSUVとセダン、ステーションワゴンで60kmぐらいスピード出すと違いがわかる
なんかSUVの方はふらつく感覚が出てくる。対してセダンなんかは地面を這う様に安定してる。こればっかりは運転してみないと分からない感覚
引用元:@Elear10(Elear)さん
最後の「安定してるのに」ってのは、一般人には高速走行時じゃないとわからないレベルという話を聞いたことがあります。だからこそ欧州ではステーションワゴンが残っているし、積極的に選択されることもあるのだ、と。わたしは 60 年代のアメリカのステーションワゴンとか、結構好きですね。
引用元:@robuoma(いちろう)さん
「重心の低さは正義。高速道路のカーブや横風での安定感が段違い」「SUVの『揺さぶられる感じ』で子供が酔う。ワゴンに戻したら解決した」といったコメントも。
最新のSUVはプラットフォームの進化などによって走行安定性も高まっていますが、車高が低いという単純な物理法則には敵わないということなのかもしれません。
SUVが選ばれる理由「付加価値がつけやすい」「リセールバリューが高い」
好き嫌いやメリットデメリットの議論がどれだけ白熱しようと、経済的現実は冷徹です。議論の中には、メーカー側の事情を推察する鋭い指摘もありました。
「結局、メーカーにとってSUVの方が『付加価値』として値段を高く設定しやすい(儲かる)から、ステーションワゴンを作らなくなっただけでは?」
さらに、具体的な数字を突きつける声もあります。
「悲しいけど、5年乗って売る時の値段を聞くと、ステーションワゴンへの愛が揺らぐ」
日本の新車販売に占めるSUV比率は年々上昇し、一方ステーションワゴンは国産では数えるほどしか残っていません。 3年後、5年後の残価率(リセールバリュー)を見れば、圧倒的にSUVが有利です。
多くの人にとって「走りの楽しさ」よりも、「損をしたくない」という心理に勝てない。これこそが、SUVが選ばれる理由なのかもしれません。
それでも今、ステーションワゴンに乗るという意味
しかし、ここで問いたいのです。クルマは単なる資産運用の対象なのでしょうか?
右を見ても左を見てもSUVの時代。ショッピングモールの駐車場は同じようなシルエットばかり。そんな時代だからこそ、あえてステーションワゴンを選ぶことには「他車との差別化」や「自分の好きを貫く」といった特別な意味があります。
リセールバリューという鎖を断ち切り、人と同じであることに安心を求めるのではなく、自分だけのスタイルを追求するのもアリではないでしょうか?
実際にステーションワゴンに乗る方々もステーションワゴンの魅力を語ってくれています。
めっちゃわかる。レヴォーグも最高だよ?機能満載で荷物も乗る、剛性高く一般道で楽しい加速性能…車高と燃費以外はだいたい揃ってる。
引用元:@mos210wrx(Mos210(もす))さん
ステーションワゴンは最強でしょ。キャリアがあれば屋根にも積みやすい。コーナーでも頭が振られない。カッコいいのが出てくれば売れると思うけどなぁ。スバルさん頑張ってよ。
引用元:@taketans(Taketan)さん
走ってよし、載せてよし、旅してよし。ステーションワゴンはええぞ。#ステーションワゴン #レヴォーグ
今の時代にあえて選びたいステーションワゴン3選
最後に、今この時代にあえて選びたいステーションワゴンを3つご紹介します。スペックの羅列ではなく、「なぜこのクルマが愛おしいのか」という視点で選びました。
スバル レヴォーグ
スバルは頑なにワゴンを作り続けています。その執念は、単なるビジネス判断を超えた何かを感じさせます。AWDシステムと水平対向エンジンがもたらす低重心。これぞ「走るためのクルマ」。SUVに乗り換えることを「魂を売る」と感じてしまう人にとって、「レヴォーグ」は唯一無二の救いなのかも・・・?
マツダ MAZDA6 ワゴン
2024年に生産終了しましたが、中古車市場ではその美しさが再評価されています。マツダの「魂動デザイン」が最も美しく表現されたのは、このワゴンかもしれません。流麗なルーフラインと機能美を両立させたリアゲート。このクルマを所有すること自体が、一つの美意識の表明になるかもしれません。
BMW 3シリーズ ツーリング
欧州では今もワゴンが人気です。その象徴がBMW 3シリーズ ツーリング。セダンと同等の走行性能を持ちながら、実用性も兼ね備える。SUVに囲まれた駐車場の中で、このワゴンだけが放つエレガントな佇まい。それは「流行を追わない大人の選択」を体現しているといえるでしょう。
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