スバルが世界のライバルに真っ向勝負だ！新型 インプレッサスポーツ(プロトタイプ) 初試乗(6/6)

新型インプレッサは日本同クラスのベンチマークになる

と言った具合で今回試乗することができた、新型インプレッサスポーツ(5ドアハッチバック) 2リッターモデル[プロトタイプ]の印象は、総じてよかったと言える。

まだこのほかに、「インプレッサG4」と呼ばれるセダンがあり、さらには1.6リッターエンジンを搭載するモデルがあるので、あくまでもラインナップの一部の印象ではある。

が、その一部の車種を乗っただけでも、やはり強く印象に残る仕上がりだったことは間違いないわけだ。

特にSGPを使用したことによる基礎体力の向上と、そこから生まれる高い動的質感を手にいれた走り。そして先進安全装備の標準化や内外装を含めての品質向上によって、新型インプレッサは日本のこのクラスのベンチマークになるだろう。

＞＞[画像80枚]スバル 新型 インプレッサ 画像ギャラリー

新型インプレッサはまさに次世代スバルの幕開け

国内で隣りを見て、あちらよりも良い装備を、あちらよりも安い価格を・・・という商品の提供の仕方ではなく、そのブランド自身が強みと感じるものを一番にアピールして提供する、という真正面からの真剣勝負を感じた。

スバルは、そしてインプレッサは、こうして自分たちの得意な部分を強みにした商品を世に問うたわけだ。

その意味では、新型インプレッサというのは、単なる新型車というだけでなく、まさに次世代のスバルの幕開けに相応しいクルマであり、次世代のスバルブランドを築いていくための布石ともいえる意欲作だ。

[Text：河口まなぶ Photo：茂呂幸正]

＞＞[画像80枚]スバル 新型 インプレッサ 画像ギャラリー

スバル 新型 インプレッサスポーツ 2.0i-L EyeSight[AWD] 主要諸元(予定値)

全長x全幅x全高：4460x1775x1480mm／ホイールベース：2670mm／車両重量：1370kg／乗車定員：5名／駆動方式：AWD(フルタイム4WD)／エンジン種類：水平対向4気筒 DOHC 16V デュアルAVCS ガソリン 直噴エンジン／総排気量：1995cc／最高出力：154ps(113kW)/6000rpm／最大トルク：20.0kgf-m(196N･m)/4000rpm／燃料種類：無鉛レギュラーガソリン／トランスミッション：マニュアルモード付リニアトロニック(CVT：自動無段変速機)／燃料消費率：16.8km/L[JC08モード燃費]／サスペンション：(前)ストラット式(後)ダブルウィッシュボーン式／タイヤサイズ：205/50R17／メーカー希望小売価格：未定／発定日：2016年10月25日(予定)