スバルが世界のライバルに真っ向勝負だ!新型 インプレッサスポーツ(プロトタイプ) 初試乗(4/6)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:茂呂幸正
揺れや振動も徹底して抑え込まれている
加えて走行中は、ボディがピタリと路面に吸い付く感覚が持続する。これはスタビライザーをサスペンションではなく、ボディに直付けした効果だろう。余分な横揺れ等をしっかりと払拭しており、いやな揺れや振動も徹底して抑え込まれている。
さらにコーナリングしていくと、安定感の高さが存分に伝わってくる。これも先のスタビライザーおよびサスペンションの性能の高さゆえ。リアタイヤがどっしりと粘ることで、安心できるコーナリング感覚を伝える。
さらにペースを上げるためにアクセルを踏み込む。新開発となる2リッターのボクサーエンジンは、相変わらずの滑らかなフィーリングを維持しており、その上で燃費にも優れ、今回は17.2km/Lを実現。また静粛性等も向上している。
大径な17インチと18インチタイヤを装着する新型インプレッサ
今回はリニアトロニック(CVT)も改良を施しており、フリクション低減により以前よりも滑らかでレスポンスにも優れたものになったのが特徴。確かに全域に渡ってドライブトレーンからの気持ち良さを感じるのは、新たなCVTの効果によるところも大きいといえるだろう。
そうして走り全体が、しっとり&滑らかさな感触に支配されており、冒頭に記したようにVWゴルフと比べてみたい、と思うに至ったわけだ。
特に感心したのは、装着タイヤが17インチと18インチというこのクラスにしては大きめのサイズだったこと。
先に17インチサイズに乗ってみて、そのまろやかな感触の乗り味に心打たれた。
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