新世代プラットフォーム「SGP」を採用した次期インプレッサの中身は「正常進化の模範例」!?[スバリストによるマニアック解説](2/4)

  • 筆者: マリオ 高野
  • カメラマン:小林岳夫/富士重工業株式会社
新世代プラットフォーム「SGP」を採用した次期インプレッサの中身は「正常進化の模範例」!?[スバリストによるマニアック解説]
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コンセプトカーのイメージそのままに、グラマーすぎた部分を健康的に引き締めたサイズ感

スバル 次期インプレッサ(ニューヨーク国際オートショー2016)

少し落ち着いたところで細部や室内をチェックしてみると、ほぼすべてがSGPの発表の席で説明された内容通りであることを確認。

そして、現行型のインプレッサG4で自分が気に入っている美点はほとんど損なわれることなく受け継がれ、欠けていたり足りないと感じていた部分はことごとく補われていることを実感しました。

スバル 次期インプレッサ(ニューヨーク国際オートショー2016)
スバル 次期インプレッサ(ニューヨーク国際オートショー2016)スバル 次期インプレッサ(ニューヨーク国際オートショー2016)

もっとも心配されたボディサイズの拡大については「予想以上に気にならないレベルの拡大」に止まっています。

5世代も前のモデルと比較するのもアレですが、初代モデルの全幅は1690mmだったことを思うと、新型の全幅1777mmという大きさは、5ナンバー至上主義の守旧派から「肥大化」とか「国内ユーザー軽視」などと批判されても仕方のない数字といえるでしょう。

しかし、現代の基準からすると全然普通のCセグメントのサイズ感といえるもので、少なくとも5代目レガシィのデビュー直後のようにスバリストから不満の声が噴出するようなことはないと思いました。東京モーターショーに展示されたコンセプトカーのイメージはそのままに、グラマーすぎた部分を健康的に引き締めたという感じです。

リアビューに、スバルのデザイン意識の変化を感じる

スバル 次期インプレッサ

細部を見ると、現行型ではミラー部分の視認性が高くて安全性はすこぶる高いながらもカタチが野暮ったかったドアミラーは、アームの形状と本体下部に微妙な抑揚が与えられて印象が激変。地味ながらクルマ全体の印象を洗練させる効果の高い処理だと感心です。

インプレッサというより車格が上のレガシィB4を思わせるリアビューでは、いかにも整流効果の高そうな新しいデザインのリアスポイラーが目に付きます。

スバル 次期インプレッサ
スバル 次期インプレッサスバル 次期インプレッサ

これは北米仕様の「SPORT」というグレード(さらに上級グレードもある)に装備されるもので、素のグレードではスポイラーレスになるのでしょうが、よく見るとトランクの先端部分がダッグテイル風に軽く跳ね上がっており、クーペのようなリアビューのセクシーさを増している部分にも惹かれました。

これまでのスバルのセダン作りの鉄則は「後方視界の確保はデザインよりも優先される」で、多くのスバリストもその考えを支持してきましたが、新型インプレッサではリアウインドウのハイマウントストップランプの設置場所と形状を工夫することで、後方視界とスタイリッシュなトランクを両立させることができたとのこと。こういうところにも、スバルのデザインへの取り組みの意識が変わったことを実感します。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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