スバル新型インプレッサの運動性能は海外有名スポーツカーにも匹敵!SGPの登場でスバルは変わる!(2/3)
- 筆者: 清水 和夫
- カメラマン:小林岳夫/富士重工業
日米、同時に新型プラットフォームで作るのは大きなチャレンジ
吉永泰之社長は「世界的にクルマが足りていません。日本でも北米でも欧州でも3カ月待ちになってしまっている」と嬉しい悲鳴をあげ、今後は「インプレッサを北米で生産することで北米への供給量を増やし、日本の工場から日本市場や欧州市場への供給量を増やしていきたいのです」と語っている。
スバルが現在推し進めている中期経営計画「際立とう2020」とは、2020年に110万台+αの計画である。もちろん台数ありきではなく、ブランド戦略を含めた包括的な計画だが、すでに90万台を達成していると聞けば、計画の前倒しも可能に思えてくる。
しかし、この数字を達成するには、北米での生産台数を増やすことが必須の課題だ。一方でこれは変動する為替への耐性をつける意味もある。
ともあれ、北米と日本の工場で同時に新型車を新型プラットフォームで作ることは大きなチャレンジであるに違いない。
厳密に言えばパワーユニットも変えており、すべてブランニューでこのタイミングに間に合わせたのは神業ともいえるのではないだろうか。
「実は2014年末から、2016年のインプレッサまで新型車はありませんでした。その間を乗り切るのは本当に大変だったのです」。
そう言って吉永社長はホッとした表情を見せたが、前述のとおり、乗り切るどころか納車3カ月待ちの状態が続いているのである。スバルにとって、これからさらなる攻勢があると考えていいだろう。
新型インプレッサの開発にはふたつの大きな課題
スバルには根強いファンがいる。彼らが愛して止まない“スバルらしさ”とは、なんといっても安全性能の高さに尽きる。それと同時にドライブする楽しさも必要だ。
インプレッサは、スバルのラインナップのなかにあってはスモールセグメントに属するので、結果的に若いドライバーが多い。やはりスポーティでカジュアルな感覚、軽快感のある走りが求められるのである。
つまり、新型インプレッサの開発にはふたつの大きな課題があった。
ひとつはインプレッサ自体の代替わり。もうひとつは次世代のスバルの基礎固めだ。
新開発のSGPは“スバルらしさ”を一気に高めることが期待される。車種の少ないスバルの次世代の基礎を作ることはSGPの重大な使命なのだ。
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