質感が大幅向上した元祖クロスオーバーSUV「フォレスター」と新たにEyeSight ver.3を搭載した「XV」を一般道で体感試乗!!(4/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:阿部昌也
更なる「XVらしさ」を追求
今回の変更は「更なるXVらしさの追求」で、エクステリアはバンパーやヘッドライト、ホイールの変更により、より力強く、よりシャープな印象になっている。インテリアはピアブラック調パネル&金属調アクセントやシート、ドアアームレスト、センターコンソール、シフトノブ&ブーツなどにステッチ(ガソリン車はオレンジ、ハイブリッドはシルバー)をプラスすることでカジュアルさはそのままに質感を引き上げている。
フットワーク系はすでに従来モデルでクロスメンバーの剛性アップやバネ&アブソーバーのチューニング、ステアリングギア比変更(15.5:1→14:1)などが行なわれているが、今回の変更により、見た目と走りが一致した…というわけだ。
走りはフォレスターと比べると若干硬めで、ドタバタする部分もあるが、ハンドリングに関しては「アイポイントが高いだけのインプレッサ」と言う感じで、200mmの最低地上高を全く感じさせない身のこなしと軽快感。これはインプレッサシリーズ最良と言ってもいいかもしれない。
デビューから時間は経ったが、見た目も走りも古さは感じさせない
もちろん、しなやかさや動的質感という意味ではもっと頑張ってほしい部分もある。ただ、すでにモデル末期ながらも走りもビジュアルもあまり古さを感じさせないのは、基本性能が優れている証拠。実際、XVよりも「ウーン」と感じるライバル車だって多数存在するのだから…。
フォレスターがビックマイナーチェンジでカジュアルさを残しながらも若干上級移行した中、街中からオフロード/雪道まで、気軽に乗れるのに安心感の高いと言うXVのキャラクターは、世界中に数多くのクロスオーバーSUVが存在する中でも、意外と貴重な存在と言えないだろうか?
[レポート:山本シンヤ]
スバル フォレスター X-BREAK[AWD(特別仕様車)](D型:2015年秋・ビックマイナーチェンジモデル)
全長x全幅x全高:4610x1795x1735mm/ホイールベース:2640mm/最低地上高:220mm/車両重量:1510kg/最小回転半径:5.3m/乗車定員:5名/駆動方式:フルタイム4WD(リニアトロニックAWD)/JC08モード燃費:16.2km/Lエンジン種類:水平対向4気筒「FB20」型 DOHC 16バルブ デュアルAVCS ガソリンエンジン/総排気量:1995cc/最高出力:148ps(109kW)/6200rpm/最大トルク:20.0kgf-m(196N・m)/4200rpm/トランスミッション:マニュアルモード付リニアトロニックCVT/タイヤサイズ:225/60R17/メーカー希望小売価格:2,754,000円[消費税込み]
スバル XV 2.0i-L EyeSight[AWD](2015年秋・年次改良モデル)
全長×全幅×全高:4,450×1,780×1,550mm/ホイールベース:2,640mm/車両重量:1,410kg/最小回転半径:5.3m/乗車定員:5名/駆動方式:AWD(常時全輪駆動)/JC08モード燃費:16.2km/L/エンジン:FB20 水平対向4気筒 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS/トランスミッション:リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段 後退1速/最高出力:110kW(150PS)/6,200rpm/最大トルク:196N・m(20.0kgf-m)/4,200rpm/メーカー希望小売価格:2,592,000円[消費税込み]
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