新型フォレスターはわかりやすい4つのグレード構成! 明確な個性を持った各タイプを徹底紹介

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スバルの人気SUV「フォレスター」が2021年8月、マイナーチェンジを実施した。2020年登場の新型レヴォーグなどが採用する最新デザイントレンドを取り入れたほか、先進運転支援機能「アイサイト」も新世代にアップデートされるなど、多岐に渡る変更が加わった。そんな新型フォレスターのグレード体系は4タイプ。それぞれの特徴についてご紹介していこう。

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  1. 2018年にフルモデルチェンジした5代目フォレスターがデビュー3年で大規模なマイナーチェンジを実施
  2. パワートレインはハイブリッド「e-BOXER(イーボクサー)」と、1.8リッター直噴ターボの2種類
  3. 唯一の1.8リッター BOXER 直噴ターボ“DIT”搭載グレード「SPORT」に注目

2018年にフルモデルチェンジした5代目フォレスターがデビュー3年で大規模なマイナーチェンジを実施

スバルは2021年8月19日、主力の人気SUV「フォレスター」をマイナーチェンジした。2018年6月にフルモデルチェンジを実施した現行モデルは5代目。デビュー3年のタイミングで大きくリニューアルを図った。

まずは外観から。もともと現行型フォレスターは、新開発の「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」や、新世代デザイン思想「DYNAMIC×SOLID」を取り入れた最先端のモデルだった。

2020年10月にフルモデルチェンジした2代目レヴォーグではそのデザイン思想をベースにした「BOLDER」コンセプトを採用し、さらに次の世代へ移行している。今回のマイナーチェンジでは新型レヴォーグ同様のデザイン進化を加え、主にグリル回りやヘッドライトといったフロントデザインを中心に、より力強い形状へとバージョンアップさせた。

スバルが重要視する安全性能については、独自の先進運転支援機能「アイサイト」を新世代にアップデート。前方を識別するステレオカメラを広角化しソフトウェアも改良することで、交差点などでの作動領域を拡大したり、追従走行アシストの精度もアップさせるなどしている。

パワートレインはハイブリッド「e-BOXER(イーボクサー)」と、1.8リッター直噴ターボの2種類

冒頭でもお伝えした通り、現行型フォレスターのグレード構成は4つ。そのうち3タイプは2リッター BOXER(ボクサー:水平対向)直噴エンジン+ハイブリッドモデル「e-BOXER(イーボクサー)」。

残る1タイプのみ、1年前の2020年10月の一部改良時に追加された1.8リッター BOXER 直噴ターボ“DIT”を搭載する。その際、2018年のデビュー当初から設定されていた2.5リッター BOXER 直噴エンジンは廃止された。なお全モデルがAWD(フルタイム4WD)である。

スバルの先進性を象徴する上級グレード「Advance(アドバンス)」

まずはe-BOXERの3グレードを順に紹介していこう。

「Advance(アドバンス)」は、アイサイトの後方支援機能「アイサイトセーフティプラス」を標準装備するほか、オプションでナッパレザーシート(ブラックとブラウンから選択可能)を設定するなど、5代目フォレスターを代表する最上級グレードというポジションに位置する。全体にシルバー加飾も多く、上質な雰囲気だ。価格は317万9000円(消費税込み、以下同)。

タフなアウトドア派「X-BREAK(エックスブレイク)」

「X-BREAK(エックスブレイク)」は、新型フォレスターの中でも特にアウトドアユーザーからの支持がアツいモデルだ。随所にレッドオレンジの加飾を施し、ガンメタリックの17インチアルミホイールを履かせるなど、タフなSUVらしさを強調した外観とした。他グレードではオプションのルーフレールも標準装備する。

また室内も防水シートや撥水カーゴフロアボードを採用し、ステアリングヒーターや、後席のシートヒーターを装備するなど、アウトドアでの機能性を持たせた。価格は308万円。

充実装備のベースモデル「Touring(ツーリング)」

e-BOXERのベーシックグレードが「Touring(ツーリング)」だ。ベーシックと言いながらも、悪路走破性を高める制御システム「X-MODE」や撥水シート、左右独立温度調整機能付のフルオートエアコン、運転席・助手席のシートヒーターなど、必要な装備は過不足なく揃っている。Advanceに標準装備のアイサイトセーフティプラスもオプション設定可能だ。価格は293万7000円となっている。

唯一の1.8リッター BOXER 直噴ターボ“DIT”搭載グレード「SPORT」に注目

スポーティな装いの「SPORT(スポーツ)」

最後に紹介するのが「SPORT(スポーツ)」。このグレードのみ、新型レヴォーグから採用が始まった1.8リッター BOXER 直噴ターボ“DIT”(177ps/300Nm)を搭載する。5代目にフルモデルチェンジした際、従来設定されていた2リッター BOXER ターボエンジンは廃止されていたから、スバリスト(スバルファン)にとっては待望の復活となった。SPORTの名に相応しく、内外装は黒の加飾でシブくまとめられている。なおリアのマフラーは、シリーズ唯一の左右デュアルタイプとなるのも特徴だ。価格は330万円である。

このように、明確に性格を変えグレード分けされているのが新型フォレスターの特徴。ライバルのSUVモデルの中でも、ここまで明確にされているのは他にあまりない。これは選ぶ側からしても非常にわかりやすい。ユーザーにも優しい設定なのだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:茂呂 幸正・SUBARU]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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