スバル エクシーガ CVT 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
新たなエクシーガは、新開発CVT「リニアトロニック」を採用
2008-2009日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞「MOSTFUN」を受賞したスバル エクシーガ。登場から1年が経過し、年次改良が実施された。
スバルというメーカーは、本当に1車種1車種を大事にしていて、ほかの車種でもそうだが、ほぼ毎年のように大なり小なり何らかの改良を行なっている。良いものを少しでも早くユーザーのもとに届けようという姿勢には、いつもながら感心させられる思いだ。
今回の改良における最大のポイントは、リニアトロニックの採用だ。
レガシィで陽の目を見た、スバルにとって軽自動車以外で初となる自社開発のCVTが、自然吸気エンジン車の「i-S」「i-L」グレードに採用された。
ただし、組み合わされるエンジンが、両グレードのもともとの設定と同じ2Lユニットとなっている点がレガシィと異なる。レガシィよりも重量が大きく、空力面で不利であるにもかかわらず、レガシィよりも小さなエンジンを積むわけだが、将来的なラインナップの充実を視野に入れつつ、まずはできるだけ購入コストの安く済むモデルから市場投入を図ったということのようだ。
また、走りについては、新機構を持つダンパーを採用するなど、足まわりも変更されている。
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