ブリヂストン ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」レポート(4/4)

  • 筆者: 竹岡 圭
  • カメラマン:株式会社ブリヂストン
ブリヂストン ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」レポート
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これからはランフラットタイヤが安心装備のひとつとなるのかも

続いて、ノーマルのS001とS001-RFTを比較すると、やはりグリップはノーマルS001の方が高い。ステアリングを切ったときの手ごたえ感もあきらかに上だ。

しかし、ランフラットタイヤと比べるとたわみやすい分、細かい微振動を拾ってしまう。

路面の細かい凸凹をきっちりゴムが掴んでグリップしているせいだろうが、特に後席ではかなり微振動が気になるようだった。

これが、凸凹路面になると乗り心地の差はさらに顕著となる。同乗者ならば圧倒的にランフラットの方がいいという答えが返ってくることだろう。

コンフォート系のクルマに履かせる場合も、ランフラットの方が良い印象になるに違いない。

そしてパンクした時、つまりタイヤの空気圧が「ゼロ」の状態での走行も体験させて貰ったのだが、パンクしているにも関わらずコーナリングでは意外と速いスピードで旋回出来てしまうのには驚いた。

ドライ路面で50km/hのコーナリングを想定して設定したコースとのことだったが、ウェットでも楽勝で走れてしまった上に、コーナーで「きちんと踏ん張ってくれているな」という印象を受けた程だった。

正直、これまでのランフラットタイヤは乗り心地の悪さからあまり好きではなかったのだが、ここまで乗り心地が良いのならば大歓迎!

突然パンクしても、タイヤ交換なんてしたことない!という方も多いだろうし、いざ交換しようと思っても、ナットが錆付いちゃって外れない!なんてこともある。

また、最近は軽量化と低コスト化から、スペアタイヤレスのクルマが増えているが、パンク修理キットの使い方はよくわからないという方も多いことだろう。

タイヤ交換はちょっと・・・という女性の方にも、これからはランフラットタイヤが安心装備のひとつとなるのかもしれない。

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竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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