ブリヂストン ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」レポート(3/4)

  • 筆者: 竹岡 圭
  • カメラマン:株式会社ブリヂストン
ブリヂストン ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」レポート
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明らかに先代のランフラットよりも向上している乗り心地の良さ

タイヤは、クルマと路面の間で衝撃を吸収するバネとして機能する。

ノーマルタイヤ(S001)のバネ指数を「100」として、指数が小さいほど乗り心地が良いとした場合、従来のランフラットタイヤ(RE050A-RFT)は「126」となるが、新開発のS001-RFTでは「106」と、かなりノーマルに近い乗り心地の良さを持っていることがわかる。

ちなみにこの指数の差分「6」は、空気圧をコンマ2キロ高めに入れたのと同じくらいだ。

ということで、実際に乗ったフィーリングも推して知るべし。何も知らされずに乗せられたら、ランフラットタイヤとは分からない程、乗り心地が良いのである!

まず、先代のランフラットタイヤ(RE-050A-RFT)は、やはり重くてドタドタした印象。それに比べると、新型S001-RFTは滑らかな丸いものの上を走っているかのように、スーッとスムーズなのだ。

テストコースという路面状況が良い場所で走行しても、あきらかに乗り心地が違うことが分かる。後席に同乗した編集者もアッ!と驚いた位、とにかく快適だった。

続いて、特殊路面と呼ばれるわざと凸凹を作った路面で比べてみたのだが、もちろん凸凹の乗り越しでのアタリが柔らかいのは言うまでもないが、段差を乗り下げるようなところでも、視線の移動量が少ないのである。

視線の移動量が少ないということは、それだけたわみが少ないということになるが、乗り心地は悪くない。

ストンと落ちたときに、厚みのあるゴムのクッションの上に乗っかったかのようで、実に快適に段差が乗り越えられるのである。「ドスンと衝撃が来るだろうな~」という場面でも構える必要がないのだ。

そして、走り始めからタイヤの軽さを感じた。

というのも、先代のRE050A-RFTは、ノーマルタイヤに対して+1.3kg、新型S001-RFTは+1kgと1本当たり300gも重さが違うのが大きいのかも知れない。

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竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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