読みながら実践できる! 初めてのヘッドライトバルブ交換(H4編)【初心者】

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「故障や球切れでヘッドライトを交換したい」「愛車のヘッドライトを明るいものにしたい」という方も多いのではないでしょうか? 当記事ではそんなDIY初心者のために、まずはヘッドライト交換の方法を紹介していきます。

バルブ交換式のヘッドライトなら、自分でもできる

暗い夜道を走行するときに必要不可欠なヘッドライト。もしヘッドライトが球切れを起こしてしまっていると、整備不良となるだけでなく、夜間の安全な運行にも支障がでてしまう重要な部分と言えます。

しかし、一口にヘッドライトといっても実は非常に種類が多く、80年代くらいまでの車両に多く使われていた「シールドビーム」というものは、ヘッドライトユニット自体が電球のような構造となっており、球切れ=ライトユニットごと交換、という大掛かりなものでした。

90年代に入るとバルブ交換式のヘッドライトが一般的となり、少し前ではHIDヘッドライト、そして現在ではLEDヘッドライトが主流となりつつあります。

実は最近増えてきたLEDヘッドライトもバルブだけ交換できるものは少なく、万が一点灯しなくなってしまった場合はユニットごと交換というケースも珍しくありません。

そのため、今回はバルブ交換式のハロゲンヘッドライトのタイプ、なかでも最も多くのシェアを持つ「H4」というタイプのバルブを使用している車両について解説していきましょう。

なお、自分の愛車がどんなヘッドライトバルブを使用しているのか分からないという人は、取扱説明書を確認いただくか、ヘッドライトバルブメーカーのホームページなどで確認することができますよ。

ヘッドライトバルブを交換してみよう

ヘッドライトバルブを交換するには、まず接続されているコネクターを外さなくてはなりません。今回は撮影のためにヘッドライトユニットを取り外したものを使用していますが、車種によってコネクターにアクセスするために邪魔になる部品を外さなくてはならないものも存在します。

国産車の多くのコネクターはただ単に刺さっているだけのものが多く、引っ張れば抜けるのですが、一部輸入車などはツメが備わっていて、それを押しながらでないと抜けないタイプもあるので注意が必要です。

コネクターが外れたら、次は防水のゴムキャップを外します。このとき、ムリヤリ引っ張ったりしてゴムにダメージを与えてしまうと雨の日にレンズ内に水が進入したり、雨水でショートする原因にもなりかねませんから、慎重に外しましょう。

ゴムキャップが外せたら、次はヘッドライトバルブを固定している止め金具を外します。金具といっても針金のちょっと太い版のようなもので抑えているだけなので、仕組みさえ分かれば簡単に外すことができるでしょう。

金具が外れればバルブはフリーになりますので、後は取り出すだけ。このとき、エンジンルーム内にバルブを落としたりしないように慎重に作業しましょう。

あとは、新しいバルブをヘッドライトユニットに装着するだけですが、ユニット側の切り欠きにバルブがしっかりハマる位置でないといけません。ただ、ハマる位置は1つしかないので焦らなければ間違うことはないでしょう。

あとは取り付け金具を元に戻し、防水のゴムキャップを装着します。ゴムキャップには上下があるので、「UP」や「↑」といったマークをチェックして正しい向きで装着します。

あとはコネクターを戻して、点灯チェックをして問題なければヘッドライトバルブ交換は完了となります。

作業自体はそこまで難しいものではありませんが、エンジンルーム内の作業となるため、思うように作業が進まないというのが一番の難点かもしれません。また、エンジンが冷えた状態で作業をしないと思わぬやけどなどをしてしまう可能性もあるので注意しましょう。

[筆者:小鮒 康一]

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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