DIYでワーケーション仕様に! 遊びのプロ、オグショーが作ったNV350キャラバンが超欲しい一台だった
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
コロナ禍の影響から当たり前となったリモートワークだが、昨今はワーケーションが注目されつつある。簡単に言えば自然豊かな、人里離れた場所で仕事をするというものだ。そんなニーズに応えるべく、日産とNV350キャラバンのカスタムを手がけるOGUshow(オグショー)がタッグを組み「NV350 キャラバン オグショー ES モビリティコンセプト」が誕生した。仕事&遊びにピッタリの1台
遊びのプロがキャラバンをワーケーション仕様に
今回日産と手を組んだ有名カスタムショップのオグショーは、日産車の純正オプションパーツも数多く手掛けている。NV350キャラバンやNV200バネットなどのバンを車中泊仕様に、あるいはトランポ(オートバイや自転車の積載車)にカスタムするなど、オグショーはバンを遊び倒すことに長けたメーカーだ。
今回ご紹介する「日産 NV350キャラバン オグショー ESモビリティコンセプト」は、オグショーの知見を生かしたスペシャルな仕上がりとなっている。しかも全てのパーツは大掛かりな作業を必要とせず、DIY感覚で取り付けられるのも魅力のひとつ。クルマの紹介はこれくらいにして、早速もっとも気になる車内を見ていこう。
取り付け簡単! DIT感覚で自分好みの部屋に
リアゲートを開けて真っ先に目に飛び込んでくるのは、秘密基地っぽい装備の数々だ。左側に設置されている簡易ベッドは、片側跳ね上げタイプのキットとなっている。写真ではEバイクが載せられているが、左右両方をベッドにすることも可能で、大人2人が寝られるスペースを確保している。そう車中泊も余裕でできてしまうのだ。
加えて注目なのがフローリング風に仕上げられたESフロアパネルRだ。
こちらはビス留めタイプではなく、キャラバン専用に設計されているために“乗せるだけ”で設置完了と超簡単。通常ビスで固定すると構造変更を陸運局に申請しなければならないのだが、こちらは"置くだけ”なのでその必要はないのは嬉しいポイント。
市販化切望パーツ多数! こだわりがポイント
運転席まわりはノーマルのまま。なのだが、注目すべきポイントは大きく3点ある。
ひとつはセンターコンソールとアームレストで、設置位置が絶妙なのだ。この手のモデルに乗る方はゆったりとしたドライビングポジションを取る方が多く、そのためアームレスト需要はかなりのモノ。
だが、ノーマルは素材が硬いうえ、設置位置に不満を持つ人も多いという。そこでオグショーは運転姿勢を崩さずに、ゆったりと運転できる高さを解析したのだ。たしかに運転席に乗り込むとこれパーツつけてるの? と思うほど自然なうえ、超リラックスできるのだった。
変幻自在のバイザーが超使える
二つ目はサンバイザーである。一見すると何が違うの? と思うだろうが、最先端の技術を駆使した「電子シェード付きサンバイザー」なのだ。
最新の飛行機や新幹線などには、ボタン一つで光を遮断してくれる電子シェードが装着されている。使ったことのある人も多いだろうが、コレにはその機能が備わっているのだ。こちらの商品は参考出品で、未だ製品化には至っていないが、ぜひとも市販化してほしいパーツのひとつである。
>>おおコレはスゴい! 電子シェードスイッチON/OFFを写真でチェック
フッカフカのシートカバーは超おすすめ
そして最後にご紹介するのが、このシートカバーだ。座ってみるとその良さがわかるのだが、高級ソファー並にフカフカなのだ。
魅力はそれだけではない。車内は家庭やオフィスなどと違い温度の変化が激しい厳しい環境である。そのため色落ちしてしまうパーツも数多くあるのだが、さすがはオグショー。夏場に車内に素材を置いて、耐久テストを行ったという。もちろん色落ちの心配がない、完璧な仕上がりとなっているのだ。
>>色落ちの心配0! 耐久テストをクリアしたシートカバーを写真で
遊びのプロ、オグショーがプロヂュースしたNV350キャラバン オグショー ESモビリティコンセプトは以上の通り、是非欲しい一台に仕上がっている。シートカバーやベッドキット、さらにはアームレストはすでに市販化されているパーツもあるというが、どうせならこのフルパッケージで所有したいところ。今回のコンセプトカーに限っては是非とも市販化をしてほしい一台だ。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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