「インパネ」と「ダッシュボード」、それぞれどこの事??
- 筆者: MOTA編集部
専門用語が多く分かりづらい自動車用語。ここでは少しでも皆さんのストレスを軽減すべく、毎回テーマを決めて解説していきます。「分かっているようで、きちんと説明できない!」「今さら聞けない!」と言う方もおすすめのコーナー。今回は、クルマの内装を説明するときによく使われる言葉「インパネ」と「ダッシュボード」について解説していきます。
インパネってどこの部分?
ネットや雑誌のクルマ記事、さらにはカタログなどでも出てくる「インパネ」という用語。これ、どこを指している言葉だか分かりますか?
インパネとは「インストルメントパネル(instrument panel)」の略。日本語で「計器盤」を意味します。主にスピードやタコメーター、そのほか燃料計、距離計などの計器類の部分を指す用語です。上記の画像では2番の部分にあたります。
あれ? なんか自分のイメージしていたのと違う、なんて思いませんでしたか? 運転席から助手席にかけた前方に位置する全体の部分(画像1番の部分)の事じゃないの? と思うかもしれませんが、正確にはこれは「ダッシュボード」と言います。
つまり、内装前方部分の総称をダッシュボードと呼び、インパネはその中の一部分、計器類を指す用語です。ただし、近年ではメーターまわりのみを指す用語だったインパネも、助手席側まで含めたパネル全体を指して呼ぶことが一般的になってきています。
使用される素材によってその表情は大きく変わる
ちなみに、画像の3番部分はインテリアパネルで、4番はグローブボックスです。
インテリアパネルは、使用される素材によって室内の質感に大きな違いが生まれます。
高級車には本革や木目調素材が使用されたり、オシャレなクルマにはスエード素材、スポーツモデルにはソフトパッド、コストを抑えたモデルでは硬質プラスチックなど、様々な素材があります。
近年はデジタル化が進む
また、最近の新型モデルではインパネ/ダッシュボードの未来化が進み、複数ディスプレイや、巨大な縦型ディスプレイを備えるモデルが増加しています。
今回は、素材や形などで室内のイメージがガラッと変わるインパネ/ダッシュボード周りのお話でした。
[筆者:MOTA編集部]
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