【写真で解説】マツダデザインがここから変わる!? MX-30の特徴を外観から解説

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お、これまでのマツダとは何かが違うぞ! 新型コンパクトSUV「MX-30」を見てそう感じた方は多いはずだ。ボディサイズがほぼ一緒なCX-30と見比べるとその差は一目瞭然。“魂動デザイン”の新潮流、新型MX-30を写真と共に解説する!

マツダデザインが変わった!? 他のシリーズとはちょっと違う! MX-30の外観デザインを写真でもっと見てみる

シンプルなデザインが新鮮なMX-30

これまでの“魂動デザイン”とはちょっと違うぞ

2020年10月8日、マイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G)モデルから発売を開始したマツダの新型コンパクトSUV「MX-30(エムエックス サーティー)」。4395mmの全長はマツダのコンパクトSUV「CX-30(シーエックス サーティ)」と同じだが、見た目からして随分と違う形に仕上がった。MX-30とはどういうクルマなのだろうか。今回はその外観について、写真とともに解説する。

ボディサイズはほぼ一緒だけど…MX-30とCX-30の違いに迫る

MX-30のボディサイズは、全長4395mm×全幅1795mm×全高1550mm、ホイールベース2655mm。先行して2019年10月に発売を開始しているコンパクトSUVのCX-30は、全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mm、ホイールベース2655mmと、実はほぼ一緒のサイズとなっている。

CX-30は、エレガントさを増した第二世代の“魂動デザイン”が特徴。ボディサイドの映り込みがS字を描く艶やかな形状は特に印象的だ。

これに対しMX-30は魂動デザインの考え方は同じとしながらも、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をテーマにシンプルな立体造形とした。マツダのデザイン潮流がここから変化していくのだろうか。今後の展開も楽しみだ。

シンプルなフロントまわりと力強いリアまわりが対照的

フロントでは、他のマツダ車で見られる「シグネチャーウイング」(グリル下部から左右ライトへとつながるライン)をあえて採用せず、グリル自体も小さめ。力強さを残しつつも、シンプルで親しみやすいデザインとなっている。

ボディサイドも、CX-30の妖艶なS字断面とは異なりシンプルだ。CX-30よりもAピラー(フロントウィンドウの柱)は立っていて、シンプルさを強調。いっぽうでDピラー(リアウィンドウの柱)は寝ていて、このクルマがスペース効率ばかりを追うクルマではないことを暗示する。

Dピラーサイドなどにはメタリックカラーを配置。キャビンの上半分をダークもしくはシルバー色とし、クーペルックとサイドドアを強調させる「フレームドトップ」としたことで、MX-30の独自性が強調された。

フロント部のシンプルさに比べ、ボディ後半、特にリアフェンダーまわりやテールエンドなどはどっしりとしたボリューム感が与えられ、力強さも感じられる。ただDピラーが寝ていたり、ルーフカラーを別色としたことで、見た目の重苦しさは軽減されている。

MX-30最大の特徴「フリースタイルドア」

MX-30最大の特徴といえば、やはり「フリースタイルドア」だろう。2ドアクーペの雰囲気に実用性をプラスした、独自のセンターオープン式(観音開き)構造となっている。

フリースタイルドアは前82度、後ろ80度まで開く。他にはあまり採用例のない独自な形状だが、後席チャイルドシートの乗せ降ろしも楽にできるなど、意外なメリットも。

なおMX-30は今後、EV(電気自動車)モデルも追加される。バッテリー100%で稼働するピュアEVモデルに加え、小型のロータリーエンジンを発電機として搭載し航続可能距離を延ばすモデル(レンジエクステンダータイプ)も登場予定だ。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:大西 靖・MAZDA]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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