中には一斉を風靡したモデルも! いつの間にかシレッと姿を消していたホンダ3選

  • 筆者: MOTA編集部
画像ギャラリーはこちら

「走りのホンダ」といわれるように、ホンダはVTECをはじめとした走りの良さを追求している日本の自動車メーカーです。また、斬新な発想の車作りが話題になることもあります。今回は、そんなホンダの中でもいつの間にかシレッと姿を消してしまった車種3選をご紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 当時はFF最強最速とまで言われた4代目インテグラ
  2. 大開口のガラスルーフで開放的!エアウェイブ
  3. ホンダのスペシャリティデートカー代表! 5代目プレリュード

当時はFF最強最速とまで言われた4代目インテグラ

2001年にフルモデルチェンジで誕生した4代目インテグラは、インテグラ史上、最初で最後の3ナンバーサイズとなりました。グレードは、ベーシックグレードにスタイリッシュなスポーツクーペの「iS」と高性能バージョンの「タイプR」を設定しています。

ベーシックグレード「iS」に搭載されるのは、最高出力160馬力を発生する2.0リッター直列4気筒DOHC i-VTEC(K20A型)と5速MTまたは5速AT。

一方、高性能スポーツグレードの「タイプR」は、iSと同じK20A型でありながら専用チューニングにより220馬力を発生させ、当時ホンダ2リッタークラスのエンジンでは最強スペックを誇りました。トランスミッションは6速MTのみをラインナップし、「走りのホンダ」を凝縮したスポーツクーペです。

ホンダ最後のFFスペシャリティクーペ

2000年以降の国内市場は、オデッセイやステップワゴンがライバルとしのぎを削るミニバンブーム全盛期。シビッククーペやアコードクーペ、さらにはデートカーの代名詞プレリュードが姿を消す中、最後のFFスペシャリティクーペとしてラインナップに残っていました。

しかし、FF最速クーペとして一時代を築いたインテグラも時代の流れには抗えず、2007年にひっそりと販売を終了してしまいます。

ホンダ 4代目インテグラの中古車相場

■中古車掲載台数:89台

■中古車相場:45.8万円~329.8万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月20日時点のデータ

大開口のガラスルーフで開放的!エアウェイブ

2005年に登場したコンパクトサイズのステーションワゴンがエアウェイブです。エクステリアは、空を切っているような伸びやかさを追求したデザインとしています。

インテリアは、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトの採用により、自在なシートアレンジを可能にした広い室内空間を実現。さらに、前後1110mm、左右770mmのサイズを誇る巨大なガラスルーフにより、コンパクトサイズであることを忘れるほどの解放感を楽しめました。

存在感が長続きせず約6年1世代で販売終了

ロールーフのコンパクトワゴンでありながら、広い室内と世間を驚かせたスカイルーフを備え、発売当初は大きな話題を読んだホンダ エアウェイブですが、一度もフルモデルチェンジすることなく、2010年に姿を消してしまいます。その理由として考えられる1つの原因が、当時のホンダには似たようなパッケージの車種が存在していたことです。

全高の近いワゴンやハッチバックとなればもっとも売れていたフィット、走りに特化したストリーム、そしてロールーフミニバンの王者オデッセイ。このように、当時は似たキャラクターの車種がホンダ内に多く存在し、結果としてフィットシャトルに吸収される形で姿を消してしまったのです。

ホンダ エアウェイブの中古車相場

■中古車掲載台数:135台

■中古車相場:16万円~79万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月20日時点のデータ

ホンダのスペシャリティデートカー代表! 5代目プレリュード

1996年にフルモデルチェンジをして登場した5代目プレリュードは、最新テクノロジーを凝縮したスペシャリティクーペです。ボンネットへ回り込むような縦型ヘッドライトと、伸びやかなスタイルが目を引きます。最上級グレードには、1.0リッターあたり100馬力を発生する、2.2リッター直列4気筒DOHC VTECエンジンを搭載しています。

また、5代目プレリュードには、当時の最新テクノロジーが多数採用されています。トランスミッションには、ダイレクト感を追求し、マニュアルシーケンシャルシフトの感覚を楽しめる新AT「Sマチック」を搭載。また、旋回時の状態に応じて左右の駆動力を外輪側へ多く配分するATTS(アクティブ・トルク・トランスファーシステム)を採用しています。今では当たり前のような装備ですが、当時としては画期的なシステムや装備でした。

特別感よりも実用性が重視された

初代から続くスペシャリティクーペとしての存在感と、高回転まで気持ちよく回るVTECエンジン。さらに、最新デバイスと軽量ボディがもたらす高次元のコーナリング性能など、今振り返れば5代目プレリュードは非常に魅力的なクーペです。

しかし、5代目が登場した1996年はバブル崩壊直後であり、世の中のニーズはスペシャリティ(特別)な車ではなく、使い勝手とコストパフォーマンスに優れた実用車へと移っていきました。その結果販売台数が伸びず、初代から続く23年の歴史に幕をおろすことになってしまいます。

ホンダ 5代目プレリュードの中古車相場

■中古車掲載台数:22台

■中古車相場:44.9万円~198万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月20日時点のデータ

ホンダ/インテグラ
ホンダ インテグラカタログを見る
新車価格:
209万円220万円
中古価格:
42.5万円311.8万円
ホンダ/エアウェイブ
ホンダ エアウェイブカタログを見る
新車価格:
162.8万円199.1万円
中古価格:
24.9万円59.8万円
ホンダ/プレリュード
ホンダ プレリュードカタログを見る
新車価格:
185.1万円291.8万円
中古価格:
85万円359万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。現在総勢9名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ インテグラの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ インテグラのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ インテグラの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ インテグラの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ インテグラのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる