歩行者への被害だけじゃない “水はね”が事故の原因にも 【みんなの声】
- 筆者: MOTA編集部
水はね(泥はね)運転で嫌な思いをしていませんか?
最近雨続きですね。ゲリラ豪雨も発生しています。長雨やゲリラ豪雨によって道路には水たまりが発生しますよね。その水たまりを勢いよく通過するクルマの水しぶきで嫌な思いをしたことはありませんか?
そこで【クルマの水をはねで嫌な思いをしたことはある?】という質問で、MOTAのTwitterフォロワーの皆さんにアンケートを実施しました。
Q.クルマの“水をはね”で嫌な思いをしたことはある?
■ある:85%
■ない:15%
(投票数:139票)
調査を終えて “水はね”が事故の原因に?
調査の結果、クルマの水をはねで嫌な思いをしたことはある人の割合は、回答者の8割以上という結果になりました。
多くの人が水はね(泥はね)で嫌な思いをしているようです。ドライバーからしたら「雨なんだから仕方がない」という意見もありますが、道を歩いているときに泥水をかけられたら“仕方がない”とはいきませんよね。
歩行者に被害があるときは泥はね運転違反となります。反則金は大型車は7千円、普通自動車と二輪車は6千円、小型特殊自動車と原動機付自転車は5千円です。わざとでなかったとしても、社名の入った社用車などに乗る人は、会社のイメージを損なう可能性もあり注意が必要です。
ゲリラ豪雨で水はね運転が発生しやすくなっている?
近年、ゲリラ豪雨が各所で発生しています。それによって水はねの被害も出やすくなっています。短時間での集中的な雨により排水が間に合わずに、いつもは発生しにくい場所にも水たまりを発生させてしまうのです。豪雨時にいつものように走っていると、思わぬ水はねが発生します。
具体的な対策方法は?
歩行者がいて水たまりもある、そんな状況は必ず発生します。そこで水しぶきを上げない運転が必要となります。
速度が高ければ水しぶきも比例して高くなります。JAFの調査によると、40km/hでも高さ2mまで水しぶきがあがり、20km/hでも歩道にいる人に水がかかる可能性もあるようです。水たまりを通過する際は、歩行者に注意し、出来るだけ徐行に近い速度まで落とすように心がけましょう。
水はね運転によって、事故に巻き込まれる!?
ドライバーは加害者になるだけではなく、自身も被害者になる可能性があることを頭にいれておきましょう。対向車のはねた水がフロントガラスに掛かったことはありませんか? 水の量によっては視界不良になることも。
たとえば対向車の水はねによって、前車が視界不良になり、パニックになったことで急ブレーキを踏む・・・なんてことも考えられます。あるいは自車に水が掛かり前が見えなくなった場合に、ほんの数秒視界不良になります。そのタイミングで前車がブレーキかけた場合、それに気が付かず前車に追突してしまう可能性もあります。雨の日は制動距離も伸びるため、回避も難しくなるため大変危険です。
雨の日に運転をする際は、いつも以上に前車との車間距離を開け、速度を落として走行することを心がけましょう
[筆者:MOTA編集部]
【毎週火曜日・土曜日は、クルマにまつわる質問を調査する連載「みんなの声」をお届け! 次回もお楽しみに】
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