当時の雰囲気×現代のスパイス|東京オートサロンを彩った“懐かしの名車”を振り返る【プレイバック】

  • 筆者: オートックワン 編集部

東京オートサロンを彩った懐かしのクルマを振り返る!

3日間の開催期間中、合計約33万人もの来場を記録した東京オートサロン2019。会場には最新モデルのカスタムカーやレーシングカーだけでなく、フルレストアを施された懐かしのモデルも多数展示されていました。

そこで今回は、過去に東京オートサロンで展示されていた懐かしのモデル陣にフォーカスを当ててみたいと思います!

>>【画像】オートサロンで注目を集めた懐かしの名車をもっと見る

見た目はおとなしいS14シルビアにL型エンジンを搭載!?

東京オートサロン2019に展示されていたのは、ホワイトパールのボディが眩しい日産 シルビア(S14型)。見た目はおとなしいものの、開け放たれたボンネットフードから見えるのは、なんと日産の名機、L28型エンジン。本来は直列4気筒エンジンが収まっているスペースに、直列6気筒エンジンが収まっているのです。それも、バルクヘッド周りの加工はしていないとのこと。

このシルビアを制作したのは茨城県の谷島自動車。彼らによるとベースはNAエンジンのAT車で、日に日に価格が上昇しているターボ仕様のシルビアに比べると、比較的安価で入手できるようです。

この車両の場合、ベース車+L型エンジン換装+公認取得で約300万円に収められると言うので、希少なターボエンジン仕様のシルビアを探すよりもコスパが良いかもしれません。この車両はさらにエンジンにチューニングを施し、排気量3.1リッター、最高出力320馬力程度まで性能がアップしていました。

>>【当時の記事はコチラ】S14型シルビアに名機「L28型エンジン」!? シルビアチューンに新提案

日産 チェリー&VW カルマンギア、激シブな2台をフルレストア

東京オートサロン2019で日産 チェリーX-1Rとフォルクスワーゲン カルマンギアという通好みの渋い2台を展示したのは、モータースポーツ用に主にブレーキ関連のパーツを展開するENDLESS。

同社が東京オートサロンにフルレストアした名車を展示するのは一種の恒例行事となっており、これまでの展示車両はトヨタ スポーツ800とフィアット X1/9(2016年)、プリンス 初代スカイラインとBMW 2000C(2017年)、日野 コンテッサ、モーリス マイナートラベラー(2018年)という具合です。

今年展示された2台も過去のレストア車両同様に非常にクオリティが高く、内外装の板金塗装に内装の張替え、エンジンオーバーホールに足回りのオリジナルパーツへの交換と、徹底的に手が入れられています。その上で、得意とするブレーキは最新のパーツにアップデート。その“古い車両と新しい足まわり”のギャップも含め、非常に印象的な2台となっていました。

>>【当時の記事はコチラ】今年もエンドレスは「懐かしの名車」をフルレストアして出品!

ワイドボディのR32 GT-R、実は“素材”からして違う!?

続いて紹介するのは、福岡県にある日産 スカイラインGT-Rのプロショップ「オートガレージアクティブ」が東京オートサロン2018に持ち込んだ、2台のR32 GT-R。実はこの2台、ボディがフルカーボン製のものに置き換わっているのです。交換が容易なフロントフェンダーやボンネット、ドア、トランクだけでなく、リアフェンダーやピラー、ルーフまですべてがカーボン素材のアウターパネルに置き換わっているというから、そのこだわりは並大抵のものではありません。

特にブルーの車両は塗装のコートを一層少なくすることで、間近で見るとうっすらとカーボン繊維が見えるようになっています。

また両者ともオーバーフェンダーが装着されており、形状自体は自然ながら、遠目に見てもその存在感を強く主張しています。

もちろんエンジンまわりのチューニングもキッチリ行われており、ブラックの車両は900馬力、ブルーの車両は600馬力まで最高出力がアップしています。

>>【当時の記事はコチラ】900馬力のフルカーボンスカイラインGT-R(R32)に海外ファンも大興奮!

懐かしのシャレードがダイハツブースに登場

東京オートサロン2018のダイハツブースには、昭和世代には懐かしのダイハツ シャレードが展示されました。それもイタリアのスーパーカーメーカーとのコラボで誕生したシャレード・デ・トマソ・ターボという希少なモデルです。

ターボエンジンの性能こそノーマルのシャレード ターボと同等だったものの、デ・トマソ・パンテーラを彷彿とさせる赤×黒のボディに白のデカール、そしてイタリアのカンパニョーロ製マグネシウムホイールで、シンプルなデザインを迫力あるものに仕立てています。また内装にも、MOMO製ステアリングやスポーツシートが奢られ、イタリア製ホットハッチのようなオーラを感じさせます。

詳細な画像を当時の記事でぜひチェックしてみてください。

>>【当時の記事はコチラ】懐かしのシャレード デ トマソ ターボにアラフォー・アラフィフ世代が胸熱!

>>【関連記事】デ・トマソ・パンテーラを国産車で再現、高級ミニバンをトラック化....自由すぎるカスタムが話題の“NATS”とは

【毎週水曜日・日曜日は、オートックワンの誇る記事アーカイブから気になる情報をピックアップする連載「プレイバック」をお届け!来週もお楽しみに】

[筆者:オートックワン編集部]

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