日本にない日本車 ~新興国専用ミニバン「トヨタ イノーバ・アバンザ」~(1/4)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:トヨタ自動車・桃田健史
ミニバンブームは日本固有の「文化」にあらず
「ミニバン」は日本固有の文化だと思っていたが…
海外から日本への観光客やビジネスマン、2013年にはついに年間1000万人を突破した。彼らが日本に来て、街中を走っているクルマを見て驚くことがいくかある。
「ウワォ! マイクロカーがたくさん走っている!」と、軽自動車にビックリ。
さらに「オーマイゴー(ッド)、他では見たことがないユニークなバンがこんなに多い!」と、ミニバンにビックリ。
海外では「ミニバン=商用車」というイメージを持っている人たちが大勢いる。そんなミニバンが、多種多様な大きさとデザインで、街中に溢れかえっている光景を見て、海外から日本への渡航者は心底驚くのだ。
米欧中では影が薄いミニバンカテゴリー
こうした日本固有のミニバン文化について、某大手自動車メーカーの役員はこう語る。
「日本では、家族の団欒をそのまま車内で移動したいという欲求が強い。他の仕向け地(=国)では見られない社会現象だ」
確かに、筆者の実体験で考えても、アメリカでのミニバンは「サッカーママ」の御用達で、男性が乗っていると「かっこ悪い」と言われることが多い。ヨーロッパでは、キャンピングカーとしての需要があるが、その数はさほど多くない。中国では最近、SUVブームが巻き起こっているが、ミニバンはGMビュイックの商用車というイメージにとどまっている。
やはりミニバン文化は日本固有で、他の国には馴染まないのか、と思っていたのだが…。
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