日本にない日本車 ~新興国専用ミニバン「トヨタ イノーバ・アバンザ」~(3/4)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:トヨタ自動車・桃田健史
ダイハツと共同開発した「アバンザ」&「ゼニア」
世界で人口が多い国ランキング。第1位は中国(13.8億人)、第2位はインド(12.4億人)、第3位はアメリカ(3.8億人)、そして第4位はインドネシア(2.5億人)だ。
参考までに第5位以下は、ブラジル、パキスタン、ナイジェリア、バングラデシュ、ロシア、そして日本と続く。
自動車メーカーとしては、量産効果を狙うため、こうした多人口の国に向けた商品戦略を立てるのは当然だ。その策のひとつが、前述のIMVだ。さらに、人口の多い国それぞれに向けた専用車も考えなければならない。
ボディ寸法は、全長x全幅x全幅=4150mmx1660mmx1695mm、ホイールベースが2655mm。
エンジンは当初、1.0リッター、1.3リッターが主体だったが、2011年発売の第二世代から1.5L直4「3SZ」(101ps/133Nm)が主力となっている。トランスミッションは4ATと5MTと採用。
価格は1億8610万ルピア(1ルピア=0.0086円換算で、約160万円)。
生産拠点は、インドネシアの地場大手との合弁企業、P.T.アストラ・ダイハツ・モーター。 同社の年産規模は33万台に達する。最近は、タイ、フィリピン等、ASEAN各国への輸出も順調に伸びている。また、ダイハツはこのほかの海外生産拠点は、マレーシアとベネゼエラにある。
[次ページへ続く]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。