THE NEXTALK ~次の世界へ~ 横浜ゴム チーフ・マーケティング・プランナー 伊藤 邦彦 インタビュー(3/5)

THE NEXTALK ~次の世界へ~ 横浜ゴム チーフ・マーケティング・プランナー 伊藤 邦彦 インタビュー
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消費者にわかりやすく、タイヤ名で性能をあらわす

ADVANタイヤの黎明期が過ぎ、のちにゴルフ用品からタイヤの商品企画に入ってきた伊藤邦彦は、dB(デシベル)、map(マップ)、BluEarth(ブルーアース)といったタイヤブランドの命名を担ってきた。

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【伊藤邦彦】タイヤのネーミングは、かなり気合を入れて考えます。ネーミングの重要性は、ADVANを立ち上げてきた商品企画の先輩たちにコンコンと教え込まれてきました。とくにいまは広告宣伝があまり多くないですから、店頭でタイヤを見たお客様が、ネーミングから、そのタイヤの特性やコンセプト、あるいは恩典がわかるようにしたいと常に考え、知恵を絞っています。

たとえば、dB(デシベル)は音が静かなタイヤであることが、map(マップ)は地図を見て出掛けたくなるような、そしてBluEarth(ブルーアース)は環境適合性を重視するタイヤというように。

タイヤメーカーとして、良い物を作って売ればいいというだけではなく、そのタイヤをクルマに付けたときのお客様の気持ちを考えてネーミングしています。ですから、ネーミングを考える際には、実際にそのクルマに乗ってみます。本を読んだり、街の様子を観察したりすることはもちろんですが、実際にそのタイヤを装着することを想定した車種に乗ってみてはじめて分かることがあります。

目標性能を決めるにしても、販売展開を練るにしても、体験することを楽しみながらやっています。そして会社も、そういう体験しながら取り組む姿勢をとがめることはしません。

そして、2004年に、伊藤邦彦は、伝統のブランドADVANを見直し、もう一度強いブランドにしたいと、『ADVANプロジェクト』というのを立ち上げた。ADVANは、確固たる地位を築いていたのではなかったのか?

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【伊藤邦彦】ADVANについては、モータースポーツの世界とか、スポーツカー用タイヤとしての知名度や信頼は十分ありましたが、同時に、あまりにもそうしたスポーツ性だけに軸足がより過ぎていないかと感じたのです。そして、いまのままでは、ここまで浸透しているブランドとしてもったいないと。

というのは、新車では、プレミアムカーが増えてきました。また他社銘柄でも、ポテンザとか、パイロットとか、P ZERO(ピーゼロ)とか…というブランドが出てきて、ADVANにも、スポーツ性の他にプレミアムという価値を与えていきたかったのです。

同世代の何人かでそんなことを考えていたら、「俺にもひとこと言わせろ」という人が自然発生的に集まってきました。そして色々な情報が集まってきます。改めて、ADVANというブランドが社内でも強く、意味のあるものだと実感しました。

スポーツブランドから、高性能を備えたプレミアムブランドへの発展を目指す、その戦略は、どこから手が付けられたのか?

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御堀 直嗣
筆者御堀 直嗣

1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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