「ロールス・ロイス」は世界最高の遊び心を持つブランドだった|CAR探偵・吉田 由美がウワサを検証【探偵はCARにいる Vol.2】(2/3)
- 筆者: 吉田 由美
- カメラマン:小林 岳夫
「クルマのシート肉厚選手権」でダントツ1位
そしてこの時はすでに、屋根を開けて車内が見える状態ですが、黒の輝きはインテリアにも感じられます。すべてのスイッチ1つ1つが厚みがあり、すべて丸みがあります。ドアノブやちょっとしたスイッチですら1cmは厚みがあるのでは??
厚みといえば、シートの厚みも凄い!「クルマのシート肉厚選手権」を行ったら、絶対トップクラスに違いありません。
そしてドアが前開きというか、観音開きというか、ロールス・ロイス独特の開き方。スカートの女性がエレガントに乗り込むことが出来ます。ドアはピラーの付け根にあるスイッチで閉めます…つまり自動ドア。ドア自体は大きく、厚みがあり、ほかのクルマのドアよりも重いので、乗り込んで自力で閉めようとすると、ドアノブも遠いし力も必要。それって全く優雅じゃない! なので、この自動ドア閉めスイッチは必須です。たとえ、自分でハンドルを握るクルマであっても。
ドアを開けたボディ側(ボンネット側)には、ほかのロールス・ロイス車同様、ロールス・ロイスの傘が入っています。ちなみにこの傘、単品で購入しようと思ったら10万円(ぐらい)らしい。
6.2リッター V12 ツインターボ…黒くなっても“天使の乗り心地”は変わらず
エンジンのかけ方だって、初めは誰かに教わらないと掛けられないでしょう。これも盗難防止などのために、わざとそうしているのではないかと思うぐらい。まるで儀式です。盗難防止といえば、スピリット・オブ・エクスタシーは事故などの衝撃でもボンネットの中に格納できるとのことですが、エンジンを切っても格納可能。…さすがです。
そのエンジンをかけると、ロールス・ロイスらしからぬ(?)低くて太めのエンジン音。6.2リッター V12ツインターボ(最高出力601ps/5250rpm/最大トルク840Nm/1650~4750rpm!)のガソリンエンジンを搭載していますが、ノーマルモデルに比べると最高出力で30PS、最大トルクも20Nm増しています。
しかし、ハンドルを切っても車線を変更しても、すべてのクルマの動きに余裕があり、優雅な身のこなしはさすがです。敢えて言葉にするとしたら「天使の乗り心地」。
屋根の開閉には22秒と、ほかのコンバーチブルに比べると全長が長いため時間もかかりますが、なんとまあ優雅に開閉するのでしょう! ちなみに時速50km/h以下であれば、走行中の開閉も可能です。ソフトトップは6層になっていて、室内は本当に静か。クーペと変わらない快適な空間が保たれます。
>>お客様の想像すら超える遊び心を提供するブランド、それこそがロールス・ロイス[次ページへ続く]
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