一年中履きっぱなしでも大丈夫|オールシーズンタイヤ「トーヨー セルシアス」試乗レポート(3/4)

  • 筆者: 飯田 裕子
  • カメラマン:トーヨータイヤ
画像ギャラリーはこちら

新型RAV4にセルシアスを装着してテスト!

今回はスタッドレスタイヤであるウインタートランパスTXとセルシアスをトヨタ RAV4(4WD)に装着しての比較走行をした。試乗前に見比べてもまずトレッド面にサイプがいっぱい刻まれているスタッドレスのウインタートランパスTXのほうが柔らかい印象で、それに対してセルシアスは主溝とブロックも際立って力強い印象がある。なかでも一番の違いはOUT側のショルダーブロックのガッシリ感だった。

サイプの本数が圧倒的に違うのは、TXはスタッドレスなのでアイス性能をベースに考えられている。アイス路面での摩擦力を稼ぐために圧倒的な接地面積を確保。繰り返しになるが、セルシアスは欧州中心の設計。アウトバーンの200~300km/hの速度域でもハイドロが起きないように主溝のボリュームが確保されているため、考え方の違いから見た目の印象も違うのだ。ゴムの硬さは配合も含めてコンパウンドが違うので、実際の硬度もTXのほうが柔らかい。

確かに氷の路面は他のオールシーズンタイヤ同様に苦手だが

実際に比較試乗をしてみた印象はというと、やはり性能の違いは開発者の狙い通りというだろう。そもそもオールシーズンタイヤは雪道はOKだが氷が苦手。そして舗装路のドライ/ウエットもカバーするタイヤであり、冬専用タイヤではないことを念頭に置いてお読みいただきたい。

トーヨータイヤのテストコースの走行順路がツルツルの氷盤路から始まるので、最初にこれまでも聞いていた「オールシーズンタイヤは氷が苦手」をまず体験できた。スタッドレスが18~20km/hくらいで走る・曲がる・止まるをそおっとすればタイヤが応えてくれるのに対し、オールシーズンタイヤは10キロ以下でも歯が立たない状況。ただ雪上やビシャビシャのシャーベットはスタッドレスより性能は劣るものの「よく走りますねー」を何度つぶやいたことか。

トヨタ/RAV4
トヨタ RAV4カタログを見る
新車価格:
293.8万円563.3万円
中古価格:
62.9万円600万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

飯田 裕子
筆者飯田 裕子

OL時代に始めたレース活動をきっかけに、クルマへの興味/関心を深め、フリーの自動車ジャーナリストに転身。自動車雑誌への執筆や自動車系TV番組出演などから、活動の場を広げ、現在では女性誌および一般誌、新聞、Web、ラジオ番組でのパーソナリティ、TV、トークショーと活躍の場は幅広い。ドライビングインストラクターとしてのキャリアも長く、自動車メーカーをはじめ、一般企業、保険会社、警視庁などが主催するスクールでの指導にも定評あり。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる