ランドローバー 新型イヴォーク試乗|8年ぶりに生まれ変わったオシャレSUVのトップランナー(1/3)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:佐藤 正巳
新プラットフォーム採用で劇的に進化
ランドローバーのボトムレンジを担う「イヴォーク」が、8年ぶりに大きく生まれ変わった。
先代は同社の伝統を良い意味でカジュアル化するデザインが何よりのキャッチポイントだった。特に3ドアモデルが放ったSUVクーペスタイルは、現在のSUVブームを牽引するトレンドリーダーとなった。
対して新型イヴォークは自らが切り開いた市場を足場に、より基本に返ったコンパクトSUVへと深化。その立ち位置をいわゆる入門編から、「コンパクトなレンジローバー」と言える所までアップデートした。
まずはその概略から見て行こう。
仕様そのものは全17種類と多岐に渡っているが、エンジンラインナップは大きく分けて3つ。2リッターの直列4気筒ディーゼル直噴ターボ「D180」(180PS/430Nm)搭載モデルと、2リッターの直列4気筒直噴ターボ「P200」(200PS/320Nm)、その上級仕様となる「P250」(249PS/365Nm)、そしてこのガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを搭載した「P300」(300PS/400Nm)の3種類となる。
そのデザインは一見キープコンセプトだが、先代が踏襲したコンセプトモデル「LXR」の彫刻のようなスタイルを一代限りとし、アウタースキンをスムージング。現行ランドローバー一族の美しさを、全面に押し出してきた。
薄く鋭いLEDヘッドライトとグリル。これを基軸に空力を意識して丸みを帯びたボディは、上へと続くレンジローバーやレンジローバースポーツを意識させる顔つきである。ちなみに現行モデルから5ドアのみとなったため全長は4380mmとなったが、1905mmに及ぶ全幅ゆえにその姿は堂々たるものとなっており、入門編のイメージはまるでない。
滑らかに流れるサイドビューをして“ミニ・ヴェラール”を意識するけれど、リアハッチがすとんと落とされたデザインはイヴォークらしさを表す点。大きいけれどコンパクト、日本で使うには十分なボリューム感だ。
ちなみに新型イヴォークは未来の電動化を睨んで新設計のPTA(プレミアム・トランスバース・アーキテクチャー)を採用しており、そのホイールベースは20mm延長された。またトランク容量も最大で1393リットルにまで拡大し、40:20:40の分割可倒式リアシートを備えている。
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