ミシュラン コンフォートタイヤ「プライマシー4」試乗|穏やかに、かつ正確に(1/3)

  • 筆者: 菰田 潔
  • カメラマン:渡 健介

ドライバーの意思に忠実に反応してくれるタイヤこそ理想の姿

筆者は学生時代から始めたレーシングドライバーを経てタイヤのテストドライバーになったが、いまはモータージャーナリストが本業になった。もう一方で、免許を持ったドライバーのための安全運転スクール「BMW Driving Experience」のチーフインストラクターも1989年から30年も続けている。

そんな運転にこだわった長年の職業経験から、一般道を走る乗用車用の理想のタイヤはどんな特性が良いか? と問われれば、「ドライバーの意思に忠実に反応してくれるタイヤ」と答える。ドライバーに忠実ということは、操りやすいということで、気を使わずに走ることができる。操りやすいということはいざというときの危険回避能力も高まるから、安全性を高めることにも繋がる。

>>様々なシチュエーションで行われたタイヤテストの模様を画像で見る

乗用車でもレーシングカーでも、タイヤに求める性能の本質は同じ

実は最近のレーシングタイヤも過敏ではなく、どちらかというと穏やかになっている。

2018年の8月にオーストリアのレッドブルリンクでBMW M Track Trainingを受講した。BMW M4 GT4というマシンを使ってサーキットをレーシングスピードで走るトレーニングなのだが、このマシンが履いていたのがミシュランのレーシングスリックタイヤだった。これは操るのが難しいだろうなと昔の経験から予想していたが、走り始めるとその穏やかな反応とわかりやすいグリップによってすぐにアクセル全開で走れるようになった。もしこのタイヤの反応が鋭く、ちょっとハンドルを切っただけでピュッと曲がってしまったら、手に汗をかきながらマシンと格闘していたことだろう。

正確に操るため、強いては速く走るためにも、レーシングタイヤでさえハンドル応答性もグリップの変化も穏やかな方が良いのだ。

その特性は一般道を走る乗用車用タイヤならなおさらで、応答性の穏やかさと正確性は必須条件といえる。これは長距離ドライブでも疲れないというメリットも生む。

そんな視点で、最新の乗用車用コンフォートタイヤ「MICHELIN PRIMACY 4(ミシュラン プライマシー・フォー)」に試乗してみると、正に現代風の穏やかで正確な反応をするタイヤであることがわかった。

では具体的にミシュラン プライマシー4を試乗したときの印象をお伝えしよう。

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菰田 潔
筆者菰田 潔

学生時代から始めたレースをきっかけに、タイヤのテストドライバーになり、その後フリーランスのモータージャーナリストに転身。クルマが好きというより運転が好きなので、その視点でクルマの評価をしている。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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