氷上、コーナー、圧雪路・・・様々な路面でスタッドレスを試してみた/ 「トーヨー オブザーブ・ガリットギズ」試乗レポート(3/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:TOYO TIRES
これまで以上に”滑る原因”の「水膜」をしっかり吸水
同時に成分や配合の役割も大きい。
OBSERVE GARIT GIZでは“滑る原因”となる氷とタイヤのゴムの間の水膜を吸水する力が、これまでのスタッドレスタイヤよりも大きい。
親水性の高い素材でできたNEO吸水カーボニック“セル”なる極小の丸い小部屋(沢山、かつGIZではよりサイズアップ)が水膜をスポイトのように吸水。するとすかさずしなやかに密着するNEO吸着ナノゲルゴムが路面を捉え、同時に鬼クルミの殻粒が氷をひっかく。
ちなみに鬼クルミは、氷を削ってもアスファルトを削らない環境に優しい天然素材。トーヨータイヤ調べによると、モース硬度なる硬さのレベルで、氷の硬度は1~2.5。これに対し、鬼クルミは3.5、アスファルトは8という数値となり、氷よりも硬く、アスファルトよりも柔らかいことがわかる。
適切に保管すれば、3シーズン目のスタッドレスでもしっかり性能を発揮
最後に、今回の試走では2012年製造の“適正に保存された”タイヤであれば、2,3シーズン目でも効果は変わらないという実証試走もできた。
日当たりのいいベランダや、風通しの良すぎる場所は、生ものであるゴムの油分が乾きやすくなってしまう。オフシーズンにタイヤを保管するなら、日影の涼しい場所がいい。ホイールに装着したままならば、空気を半分程度抜いておくことも重要だ。
また、一輪ずつビニール袋に入れた状態での保存も「息ができなくて」タイヤも苦しいらしい。正しい保管さえ行えば、タイヤが持つ性能もより長く保つことができる。
さて、この“瞬感”スタッドレス、OBSERVE GARIT GIZ。氷上で雪上で、運転操作に応じたタイヤと路面とのコミュニケーションの度合や様子を瞬時に探ることができたなら…。それがこの冬の安心や安全、さらには頼もしさに繋がるのは間違いないのではないかしら。
[レポート:飯田裕子]
TOYO TIRES スタッドレスタイヤ「OBSERVE GARIT GIZ(オブザーブ・ガリットギズ)」 画像ギャラリー
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