ルノー 新型 カングー ゼン 6MT[1.2ターボ] 試乗レポート/藤島知子(1/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:茂呂幸正・オートックワン編集部(カングージャンボリー会場)
気になる新エンジンと6MTの走りをフジトモが速攻チェック!
欧州車には、長年愛され続けるロングセラーモデルが存在する。中でも趣味人に、感度が高いファッション関係者、ファミリー層やアウトドア派までの幅広いユーザーに認知され、熱烈な支持を受けるニッチなモデルが「ルノー カングー」だ。
2代目カングーは2013年8月にルノーの新しいデザインコンセプトに沿う形で表情が一新されたが、2014年5月、もともとあった105馬力の1.6リッター自然吸気エンジン×5速MTと4速ATの仕様に加わる形で、4代目ルーテシアに採用された直列4気筒 1.2リッター直噴ターボに6速マニュアルトランスミッション(MT)を組み合わせた『ルノー カングー ゼン 6MT』が登場した。発表直後に富士の麓で開催されたカングージャンボリー 2014の会場には、各世代のカングーオーナーたちが集結したが、『新エンジンと6MTの走りが気になる!』と注目するファンが多かった。
フジトモ、秘密の告白・・・
ここで告白すると、かく言う私も『いつかはカングー!』と夢観る一人である。お洒落で走りが楽しい輸入ハッチバックモデルの醍醐味を一度味わってしまった身としては、スペースを必要としたモデルを選ぶ上でも、実用性プラスαの魅力が欲しくなる。その点、カングーは使い手の想像力を膨らますクルマというのがユニークだ。
カングーのボディサイズは全長4280mm、全幅1830mm、全高1830mm。全体として、背が高く幅は大きめだが、両側スライドドアをもつ2列シート+広大な荷室スペースに観音開きのバックドアをもつパッケージングは、相当量の荷物が積め込めて、あらゆる用途に対応できそうだ。
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