ポルシェのEVスポーツモデル「タイカン」の後輪駆動モデルで郊外へショートトリップ[Vol.2]宿泊券プレゼントあります!/ポルシェ タイカン【PR】(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林 岳夫
ドイツの空気感をまとうポルシェ・エクスペリエンスセンター東京
たどり着いた『ポルシェ ・エクスペリエンスセンター東京』は、なんというか、懐かしのドイツの空気感をそのまま濃厚に漂わせる場所だった。
雨は相変わらず降っているけれど、雨だからこそ、この雨と紅葉のピークを過ぎ、寒い冬の到来を濃厚に漂わす感じや、殺風景な中にレーシングトラックが音もなく濡れていて、あたり一面が凛とした空気感に包まれている感じ。
そして、国際試乗会や海外モーターショーなんかで見慣れた、ポルシェ本国らしい、ちょっと素っ気ない感じの、ストイックな建物(褒めてます!)。それらすべてがめっちゃドイツ!なのだった。コロナ禍で渡欧が叶わぬ中、このドイツらしさは思わぬ嬉しいサプライズだった。
150kWの急速充電器「ポルシェターボチャージャー」
思わずセンターの建物に駆け寄る…前に、ひとまず充電。とここで見慣れぬ充電ポートがあるのに気付く。なんとこの『ポルシェ ・エクスペリエンスセンター東京』の場内には、日本で最初の150kW急速充電器が試験的に導入されているのだ。
タイカンは800Vものシステム電圧を叶えている。一般的なEVのシステム電圧は400Vだから、その数字の凄さをなんとなく感じていただけるだろうか。これにより、タイカンは350kWの充電出力があれば、わずか5分で100kmもの距離を走行できる充電の速さを実現している。
しかし、残念なのが日本のインフラで、CHAdeMOの出力はほぼ50kW。そこでこの『ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京』が、試験的にこの150kW急速充電器を運用(取材時は90kW)しているのだそう。むろん今後は普及を目指していくというから期待したいところだ。
急速充電器の性能を実感
その充電速度の体感なのだが、90kWでも相当速い。ということを、『ポルシェ ・エクスペリエンスセンター東京』でWECに参戦していたディーゼルハイブリッドのレーシングカーと写真を撮ったり、カフェで写真を撮ったり、コースでキャッキャしたりした…つまり100%エンジョイしたのちに、ふたたびタイカンに乗り込んだとき、気付いてしまった。
充電が、明らかに増えてる。
いや、当たり前に思うかもしれないけれど、ふつうの50kW急速充電じゃ、これっぽっちの時間充電したって、大して数字が増えやしないんである。これもさすが。
この時点で充電、80%。正直、もう充電しなくったって、帰りまで十二分に走破できてしまうのだ。
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