プジョー RCZ 海外試乗レポート/西川淳(1/3)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:プジョー・シトロエン・ジャポン
プジョーのブランドコンセプトを凝縮したスポーツクーペ「プジョー RCZ」!
2007年秋のフランクフルトショーにおいて、プジョーブースでひときわ注目を浴びたコンセプトカーがあった。メディアや来場者による想像以上のレスポンスを感じたプジョーは、早々に市販化を決意。翌2008年春のジュネーブショーでそれを正式発表した。
それが、この「RCZ」。車名に数字の付かない初めてのプジョー車でもある。
簡単に言ってしまえば、プジョー308(PSAプラットフォーム2)ベースのスペシャリティクーペだ。ライバルとして念頭に置くのは、日本市場でもヒットしたアウディTT。
要するに、今流行りの“ヒエラルキーレスな実用コンパクトスペシャリティ”領域を狙ったモデルで、幅広く言ってしまえば、BMWミニやシトロエンDS、日産ジューク、VWシロッコなどもライバルになり得るだろう。
本国仕様には3エンジンタイプ(156bhpガソリン1.6ターボ/200bhpガソリン1.6ターボ/163bhp2.0ディーゼルターボ)に4グレード(基本すべて6MT、156bhpガソリンにのみ6ATも設定)が用意されているが、そのうちこの秋日本へやってくるのは、いずれもガソリン仕様で200bhp+6MTと156bhp+6ATの2モデルの予定だ。
ちなみに、プジョーは同モデルからエンブレムを新たにしている。
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